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Zeiss Deltrintem 8×30ジャンク品を買う [双眼鏡]

Zeiss Deltrintem 8×30ジャンク品(光軸不良)をYオクでゲットしました(8K)。
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Zeiss様でもジャンクなら、身近だと錯覚しての購入です(*^^*)。光軸がずれており、物が二重に見えるという代物です。届いた双眼鏡は、レンズはきれいですが、やはり光軸が大きくずれており、目に力を入れても全く一つに見えない状態でした。また、左目側で像の倒れが発生しており、プリズムの位置調整も必要でした。エキセンリングの調整で済むかも、という当初の甘い期待は軽くいなされたのでした。
双眼鏡の光軸調整は、yamacaさんの星を見る道具の工房に優れた解説があります。紹介されている平行器は、光軸の定量的な調整に必須です。当方も、以前、このページを参考に平行器を自作していましたのでZeiss様相手でもなんとかなるだろうと考えていたわけです。
さて、分解です。ポロプリズム部を露出するために、対物レンズをねじって外し、対物側のボディカバーを外します。接眼レンズ側の陣笠を外します。さらに接眼レンズを外しますが、ピント調整ダイアルの位置をテープで固定し、オリジナルの繰り出し位置をキープします。つぎに、接眼筒をねじって外します。このとき接眼筒をゆがめてしまうと接眼レンズが収められなくなる完全ジャンクになるので注意深く外します。Zeissは工作精度が高いので、特に注意が必要です。
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像の倒れは、yamacaさんの、スケールを両眼で見る方法で調整しました。左目対物側のプリズムがずれて像の倒れを引き起こしていたことがわかったので、プリズム抑えを緩めて位置を調整し、左右の目で見て像の倒れが、均等になるように調整できました。
元の状態に組み立てて対物レンズの光軸を合わせます。この時、自作平行器を9mm厚ベニヤ板に固定して、カメラ用三脚に載せられる図のような光軸修正プラットフォームを作ってみました。
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平行器は視野が狭いので、いちいち双眼鏡にあてて光軸を合わせるのはかなり面倒だからです。ベニヤ板の大きさは、ホームセンターで売っていた端材そのままで、特に意味はありませんが、大きいので、80mmクラスの双眼鏡でも載せられます。100mm双眼鏡も載りそうですが、三脚雲台との固定部がやわなので補強が必要です。双眼鏡の固定は、大きく上方に向けることはないので、太い輪ゴムで十分です。
光軸修正プラットフォームの効果は絶大で、エキセンリングを1回転して像の移動を把握すると比較的容易に光軸を追い込むことができます。
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図のような、遠くの山頂の鉄塔各部分の角距離を、スケール入り軍用双眼鏡(ロシア製)を使って見当をつけておきます。この鉄塔を基準にして、上下左右の視野のずれを判定します。光軸修正プラットフォームのおかげで、短時間で光軸を満足できるレベルまで追い込むことができました。正式には、目幅60mmと70mmで合わせるようですが、ほかの人がこの双眼鏡をのぞくことはあまりなさそうだし、目幅60mm(かなり狭い)70mm(かなり広い)の極端な顔つきの知人も思い当たらないので、自分用に65mmで合わせることにしました。
このDeltrintemは一部樹脂パーツが使われており、品質が低下しつつあった1970年代初め頃の製品と思われますが、明るくクリアな見え味で、Zeissらしさは十分維持されていると思います。Zeiss型ポロプリズム双眼鏡は、メンテしやすく、長く使える良い製品です。

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星座観察用ビノ [双眼鏡]

ワイドビノ28のおかげで、対物レンズの大きなガリレオ式光学系で極めて視野の広い双眼鏡が作れることが分かって、カメラ用のテレコンバージョンレンズを利用した星座ビノを作る自作記事が見られるようになり(「昔欲しかった望遠鏡」さんの掲示板)、当方も製作してみました。星座ビノの枠は、この掲示板の常連さんから分けていただきました。その当時Kenkoのアウトレットショップで、コンバージョンレンズが安売りされていたので、2×と1.5×のものを購入しました。
Kenkoの2×テレコンバージョンレンズでは、軽度の近視のある当方では、無限遠にピントが出なかったので、キャノンの視度補正レンズを接着してあります。本家のワイドビノよりも視野が明るく、若干広視界です。10m以内にはピントが合いませんが、星座用には、取扱いに気を遣わなくて済む分使い勝手も良好です。
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こちらは本家のワイドビノです。
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1.5×テレコンバージョンレンズを使用した星座ビノは、やはり無限遠にピントが合わなかったので、カッターで分解し、2群2枚のレンズの間隔を調整し、ピントを合わせて再接着しました。広視界で、夏の大三角が視野に収まりますが、どこまで微光星が見えているかは微妙です。周辺の星像はかなり流れます。しかし、近視用の眼鏡よりも明らかに暗い星が見え、肉眼では4等星がやっと見えるくらいの当地でも、らくに星座の形をたどることができるので、5等星くらいまで見えていると思います。
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最近、古本で手に入れた中野繁著「四季の天体観測」のページを、このビノたちをおともにたどってみたいと思っています。
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Panorama 4000の見え方 [双眼鏡]

Panorama 4000の見え方ですが、視野中央の星像はかなり鋭く良好です。しかし、視野周辺では像が流れます。この原因の一つは焦点面が湾曲しているためであると思われます。視野中心が、無限遠にピントが合っている時、視野の最周辺は10mくらいのところにピントが合っているようです。
ものすごくひいき目の言い方をすれば、当方の所有する唯一のブランド双眼鏡、ZEISS Dialyt 7x42Bに通じるところのある見え方です。
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星座観望用双眼鏡(2)パノラマ4000の視度光軸調整 [双眼鏡]

Panorama 4000のピントを合わせるためには、ラバーの外装を取り去り、接眼部を露出する必要があります。
アイピースのゴムキャップを外し、本体のラバーの外装を丁寧にはがします。急いで作業すると、かなりの確率で、破ってしまいますので丁寧に作業します。
接眼部は、本体、視度調整用のねじ込み環、アイピース、アイピース固定用のねじ込み環から成っています。
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視度調整用のねじ込み環を回転させ、アイピースをあてて、無限遠が出るように、自分の視度に合わせます。
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このアイピースを固定環で固定するのですが、この固定環の中で、アイピースを動かして、両眼の光軸を合わせます。
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このとき、あまり中心を凝視した状態で光軸合わせをすると、輻輳反射のため、近距離を凝視する状態で光軸やピント合わせしてしまうこともあるので、幾晩かに分けて、自分の目の平均的なコンディションで合わせるのがよいと思います。視度の調節環や、アイピースの固定環は、再接着可能な弱めの接着剤で固定します。外装のラバーのおかげで光軸ずれは起きにくいので、少々の衝撃でも大丈夫だと思います。

星座観望用双眼鏡(1)パノラマ4000 [双眼鏡]

当地では、4等星くらいまでは見えますが、天の川が見えたことはありません。
星座を観望するにも夜空が明るくなった今日では、双眼鏡などが必要になります。現在、広範囲を見渡せる市販品では、笠井Super view 4×22、ワイドビノ2.3×40とビクセンのパノラマ4000を所有していますが、一番使用頻度が高いのは、パノラマ4000です。IMGP1167_R.JPG
笠井のSuper Viewは視度調整とピント調整ができるのは良いのですが、パノラマ4000の方が暗い星まで見えます。
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ワイドビノが一番広視界ですが、少々重く、取り扱いに気を遣うので、少しくらいぶつけても気にならないパノラマ4000の出番が多くなるのです。
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ただし、パノラマ4000は、視度調整とピント調整ができません。近視の人では、無限遠にピントが合わないので、調節する必要がありますし、調節するとその人の無限遠専用ということになります。ピント調節については、次のエントリーで説明させて頂きます。

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