So-net無料ブログ作成
検索選択
天頂ミラー ブログトップ

天頂ミラーの光軸修正(2) [天頂ミラー]

天頂ミラーの光軸合わせには、二つの方法が考えられます。
1. Chesire型光軸修正アイピースを使って、十分に光軸が調整された屈折望遠鏡に天頂ミラーを装着し調整する。
2. 天頂ミラーの先端に、48mmのフィルターを装着し、フィルターに対するレーザーコリメーターの反射光で調整する。下に、レーザーコリメーターを使用した光軸修正の図を示します。光軸がずれています。
DSCN3245_R.JPG
DSCN3244_R.JPG

1の方法では、かなり強い光源がないと、光軸修正アイピースの反射像を見ることが難しく、また拡大しないと、正確に合致しているかどうかの判定が難しいので、前の記事の光軸修正スコープが必要です。2の方法は、手軽ですが、1よりは精度が落ちます。当方の20cm屈折は、2の方法で調整したのち、1の方法で微調整しています。

天頂ミラーの構造は、
A.ミラーを収めたハウジングを底面からビスで固定しているもの
DSCN3229_R.JPG
B.側面のカバーを外すとミラーを収納しているハウジングがあらわれ、ハウジングの固定ネジを緩めるとミラーの角度を調整できるもの
DSCN3246_R.JPG
C.ミラーは固定されていなくて、弾力のあるマットを介して底板が押さえているもの、
DSCN3228_R.JPG
がありました。
Aはミラーのハウジングと本体の間に何かをはさんで、角度を調節します。
Bの調整が一番簡単で、固定ネジを緩め、ミラーの角度を調整してネジを締めなおせば光軸調整できます。
DSCN3248_R.JPG
Cは、ミラーと本体の当り面に何かをはさめば調節可能かもしれませんが、とても面倒なので、他に使用できるものもあるため、やったことがありません。

天頂ミラーの光軸修正(1) [天頂ミラー]

クロマコアという、光軸に厳密さを要求する光学系と付き合っているうちに、望遠鏡の光軸にとても気を使うようになりました。焦点面が平坦で、良像範囲が広い光学系とつき合っていればこうはならなかったかもしれませんが。
アクロマートなど通常の良像範囲が広い光学系なら問題にならないかもしれませんが(とはいってもMizar 127mmF6.5では、本体の光軸が調整された状態でも、光軸未調整の天頂ミラーを使うと、明らかに星像が悪化しました。)、シュミカセや、ミューロンなどは、良像範囲が制限され、視野周辺像は決して良好ではないので、光軸不良天頂ミラーの悪影響が出る可能性があります。天頂ミラーの不良は、その多くが、ミラーそのものの精度ではなく、光軸不良が原因なのではないかと考えています。手元にある、6個の天頂ミラーのうち、ミラーが圧迫でゆがんでいた一個以外は、ミラーには特別な異常はありませんでした。
しかし、はじめから十分に光軸が合っている製品は、一つもありませんでした。
Mizar 127mmを例に、光軸修正スコープを使用した光軸の様子を示します。
本体ではこのように、良好に光軸が合っています。
DSCN3235_R.JPG
しかし、ある天頂ミラーではこのように、

DSCN3237_R.JPG

また別の天頂ミラーではこのように光軸がずれてしまいます。

DSCN3241_R.JPG
手持ちの天頂ミラーは、すべて、なんらかの光軸調整をおこなわなければ、クロマコアでは光軸不良でした。


天頂ミラー ブログトップ