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15cmF5屈折双眼装置用 ブログトップ

15cmF5屈折双眼装置用の運用 [15cmF5屈折双眼装置用]

全重量8Kgの鏡筒には、持ち運び用の取っ手をつけ、ビクセンの30mm8倍の成立ファインダーをつけました。架台は、HF経緯台と、GPD赤道儀に取り付けるアリ型を取り付けました。
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気楽に星野をながすには経緯台が適当だと思いますが、短時間に適当に星空をつまみ食いしたい向きには、スカイセンサー付きのGPDが便利です。当方は、ほとんどGPDのお世話になっています。重量の割には、長さがないので、GPDで十分に運用できます。
双眼装置の接眼鏡は、PL32mmが一番視野が広いはずですが、アイポイントが不安定で覗きにくいため、ER25mmを使うことが多いです。
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15cmF5屈折望遠鏡の光軸調整 [15cmF5屈折双眼装置用]

接眼部の光軸調整は、レーザーポインターを接眼部に差し込み、対物レンズに接して装着したトレーシングペーパーに中心点を図示して、レーザー光と中心が一致するように、接眼部のボードを調節し固定します。工作精度にもよると思いますが、四隅の固定部に何枚かのワッシャーを挿入することで、クリアできました。
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つぎに、対物レンズの光軸修正ですが、写真のように、Chesire型光軸修正用アイピースに、ケンコーのデジカメ用2×テレコンバーターをあてがって対物レンズの反射像を拡大して調整しました。焦点距離が短いので、20cmF9や15cmF8屈折ほどは見にくくはないのですが、やはり有用だと思います。対物レンズボードは、バネの反発を利用して光軸修正を行う構造なので、なるべく締め込んで、ばねの反発力が高い部位で固定することになります。十分に締め込んだ位置では、対物レンズボードの動揺はない状態で、固定できました。
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注意が必要なのは、天頂ミラーの光軸の傾きです。当方の低価格天頂ミラーは、直視では完全に光軸がでた状態でも、天頂ミラーを通すと大きく光軸がずれた状態でした。ミラーを固定する4本のネジにワッシャーやケント紙のシムをはさんで、光軸の調整を行いました。双眼装置専用となってからは、高倍率を使用することはありませんでしたが、おそらく、今後は以前よりも高倍率でも見え方が改善しているものと思います。

接眼部 [15cmF5屈折双眼装置用]

接眼部は、ドローチューブ内径が60mmあるビクセンの20cm反射望遠鏡用を使用しました。本機は、双眼装置と2インチ天頂ミラーを使用することが前提であるため、この二つで光路長が200mmをこえ、Synta製の接眼部では、ドローチューブを切断短縮しても、光路がけられる可能性があるからです。
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接眼部取り付けボードも、対物レンズ取り付けボード同様に、M5の爪付きナットを鏡筒四隅の角材に打ち込み、M5ネジで固定しました。鏡筒が十分に太いので、内部の黒塗りだけで、遮光環は省略しました。
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対物レンズと鏡筒の接続  [15cmF5屈折双眼装置用]

対物レンズセルには光軸修正装置はついていないので、このレンズボードに対物レンズセルを取り付け、ボードの傾きを調整して、光軸修正をすることになります。
レンズボードへの対物レンズの取り付けは、小さなL金具で両者を連結し、ステンレスバンドで周囲を巻いて補強しました。
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鏡筒を構成する四隅の25mm×25mmの角材には、M5の爪付きナットを埋め込みます。
このねじ穴に合うように、レンズボードに穴を開けます。
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M5平皿ねじ、ワッシャー、レンズボード、ワッシャー、ばね、の順に爪付きナットにねじ込んで、対物レンズボードを固定します。M5ネジの締め付け加減と、バネの反発を利用して、対物レンズボードの傾きを調節します。
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鏡筒の基本構成 [15cmF5屈折双眼装置用]

鏡筒の基本構成ですが、厚さ9mmのベニヤ板、210mm×380mmを4枚、25mm×25mmの角材を四隅に入れて、角形鏡筒に組立てたものです。このサイズは、ホームセンターで販売されている、90cm×45cmのベニヤ板から4枚取れることから決定しました。
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また、対物レンズをセルごと固定するために厚さ15mm、200mm×200mmの正方形の対物レンズボードが必要ですが、鏡筒を細くすると、このボードの強度が下がるおそれがあり、この大きさになりました。
IMGP1094_R.JPG四隅の角材は、対物レンズボードと接眼部を取り付けるボードの厚さを見込んで、対物側33mm接眼部側25mmほど、鏡筒の側板より短くしてあります。角材と、ベニヤ板は、ホームセンターで切断してもらいました。一番苦労したのは、ベニヤ板に大きな円形の穴を開けることでした。糸ノコと彫刻刀を使ってかなりの時間を費やしました。トリマーなどをお持ちの方は、この作業がずいぶんと楽であろうと思います。

15cmF5屈折双眼装置用 [15cmF5屈折双眼装置用]

中国製の大口径短焦点アクロマートレンズが、広く供給され始めた頃に、国際光機のスポット品で、対物レンズ、レンズセルと接眼部セットの値段(39800円だったかな?)が、値下げされたのを機会に購入し、自作した望遠鏡です。はじめは、そのスペックからレンズの性能に半信半疑だったので、レンズが届いたときには、ガラス製の灰皿のように見え、その精度には大きな疑問を抱きながら、木製の鏡筒を自作してみました。
実際に使用してみると、色収差は気になるほどでもなく(このへんは個人差が大きいと思いますが)、土星を眺めるとカッシーニの空隙もきちんと見え、エアリーディスクとジフラクションリングがきちんと見えたので、大いに見直したものです。暖かい室内から戸外に出しても、比較的短時間に一定の見え方をするので、一時期は一番使用頻度の高い鏡筒でした。その後、15cmF8鏡筒を自作したので、使用頻度が減ったため、双眼装置用に鏡筒を作り直したものです。大口径対空双眼鏡への欲望の防波堤といったところでしょうか。
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