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20cm屈折望遠鏡 ブログトップ
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20cm屈折望遠鏡の取り付け位置変更と光軸調整 [20cm屈折望遠鏡]

わが主砲、udo20号は、長さの割には、2.5mドームという小さめの場所に収納されているので、向ける方向によっては、接眼部が、壁ぎりぎりで、利き目ではない左目で覗かなくてはいけない方向がありました。対物部が重いため、重心位置から接眼部が遠くなってしまうためです。そこで、接眼部のカウンターウェイトを増やして、重心位置を接眼部方向にずらすことにしました。鏡筒重量が増えてしまうので、本来行いたくはないのですが、のぞきにくさは妥協できないほどなので、仕方ありません。
まず、鏡筒を赤道儀から降ろします。一人で不可能なので、家内に応援を頼みます。ビクセンのワイド版アリ型プレートをずらすために、対物レンズと接眼部を外します。
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対物レンズも、ついでに清掃しましたが、屋内使用なので、あまりよごれてはいませんでした。
久しぶりに、クロマコアも取り外し、清掃しました。
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アリ型プレートを15cmほど接眼部にずらすように、ハンドドリルで穴あけして取り付け、鏡筒内のごみは、掃除機で吸引します。遮光環取り付け金具もチェックします。
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接眼部のカウンターウェイトを5kgに増やしたところ、鏡筒を対物側に15cmほどずらすことができました。
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鏡筒が重くなった分、NJP赤道儀のウェイトも増やさなければなりません。純正品は高いので、当面バーベルの錘で代用です。
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対物レンズ、接眼部の光軸修正を光軸スコープで追い込んでみましたが、以前よりもダイアゴナルミラーの回転で起こっていた光軸ずれが縮小改善しました。やはり面倒がらずに作業したほうが良いということを実感しました。
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光軸修正スコープを作る [20cm屈折望遠鏡]

我が主砲の20cm屈折、udo20号は、長らく光軸の不都合を解決できない状態でした。アクロマートの、平坦で、広い良像範囲なら十分にきれいな星像なのですが(とてもカラフルです)、クロマコアで色収差を補正すると、良像範囲が狭くなり、星像に光軸不良を強く反映するので、ジフラクションリングが偏った汚い星像でした。
光軸を十分に調整する必要があるのですが、udo20号の光軸不良が、対物レンズセルにあるのか、接眼部にあるのか、天頂ミラーにあるのかの判断ができず、ジフラクションリングの偏った星像で我慢せざるをえませんでした。Chesire型アイピースで対物レンズを調整しても、レーザーコリメーターで接眼部を調整しても、ある程度以上には改善せず、対物レンズの品質に問題があるのではないかとまで考えました。
しかし、ある日、肉眼でわからないものなら、望遠鏡を使ってみたらどうだろうかと、ふと思いつきました。
倍率を上げると暗くなるので、十分な光量を確保する必要があります。
そこで、長らく使用している、インテスのChesire型アイピースに、100円均一ショップで買ってきた、LEDライト(LEDが9個ついています)を光源にして、Kenko光学ショップから買った8×20mmの単眼鏡(500円)を組み合わせてみることを考えつきました。
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思いつくまでには、長い年月がかかりましたが(^^;ゞ、製作は簡単です。
LEDライトの先端を少し削って、Chesire型アイピースの採光窓にアルミテープで固定します。さらに、のぞき穴に単眼鏡をアルミテープで固定して完成です。
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単眼鏡は、焦点距離の短い望遠鏡にも使えるように、近距離までピントが合うものがよいと思います。視野がかなり暗い(対物レンズ径はChesire型アイピースののぞき穴なので3mmほどです)ので、強力なLEDライトが役立ちます。光軸を示すのは、同心円ではなく、LEDライトの数珠玉のような模様ですが、慣れれば、きちんと中心をそろえることができます。
製作時間5分、追加費用600円ほどのアイテムですが、これまで、検出できなかった対物レンズの光軸ずれを発見できました( ´∀`)。また、アイピースを回転させると光軸がずれるのを発見できたことから、接眼部の傾きも調整できました。光軸不良は、対物部、接眼部両方の複合でした。調整後の星像は、ジフラクションリングがほぼ均等に分布しており、なんとか必要な光軸を出せたようです。この光軸修正スコープでは、20cmF9ばかりでなく、15cmF8の鏡筒でも対物レンズのずれを検出できました。この望遠鏡の光軸は、天頂プリズム内で、31.7mm接眼アダプターを回転させても、わずかに光軸がずれましたが、さらに修正して、この不具合はなくなりました。このスコープでは、観望の途中でも光軸を確認できるので、接眼アダプタの適切な位置を確認できます。

ふたたび光軸修正(その4) [20cm屈折望遠鏡]

ここで、鏡筒の光軸が水平時と天頂に向けたときで、ずれないかどうかを確認します。ドームの側面と、天頂近くに鏡を配置して、レーザーの光点を見てみると、ずれはなく、主鏡セルと、接眼部は大丈夫なようです。
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次に、ダイアゴナルミラーが、どの程度星像に悪影響を及ぼしているかを検証するため、約90mmの延長筒を介して、直視で星像を確認してみました。天頂付近を見るのは、姿勢としてかなり苦しいものがありますが、若干のジフラクションリングの偏りがあるものの、かなり素直な星像です。やはり、ダイアゴナルミラーの責任が重いようです。
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Intesのダイアゴナルミラーは、Syntaの接眼部に対してかなりタイトで光軸がずれることがないようですが、逆にいえば、この部分での光軸調整ができないということです。
ダイアゴナルミラーで、光軸調整できるように、4か所のビスに、スプリングワッシャーを入れてみることにしました。ねじの締め加減で、光軸を調整できるので、前回よりもかなり光軸を追い込むことができました。
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ふたたび光軸修正(その3)天頂ミラーの変更 [20cm屈折望遠鏡]

CATさんから、Intesのダイアゴナルミラーを購入しました。前オーナーが(?)、延長バレルを接着固定してある商品です。現在の接眼部の繰り出し量が大きすぎるため、好都合かと思って購入しました。光軸をレーザーで調べてみると、若干ずれています。そこで、シムを挟んで調整しようとしたところ、ねじが錆びついていて頭をなめてしまいました。日本製のねじと、さびさびのロシア製ねじです。
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CRC556などを吹き付けて、時間をおいてから分解すればよかったのですが、後の祭りです。仕方がないので、ドリルでビスの頭を削り取り、分解しました。しかし、さらに一本のビスは、ペンチでつまんで捻り取ろうしたところ根元から折れてしまいました。
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IMGP1240_R.JPG仕方ないので(こればっかり(ノД`))M2のドリルでねじ穴をあけ、M3のタップを立てました。当方の扱いが悪いのか、ロシア製造業のせいなのか...。

ふたたび光軸修正(その2) [20cm屈折望遠鏡]

毎日の、東日本大震災の報道には胸がふさがる思いです。当方には、ささやかな募金をするくらいしか出来ることはありませんが、何かのお役に立てていただきたいと思っています。
さて、現実の生活には何の役にも立たない光軸修正の続きです。
20cm屈折望遠鏡の接眼部の傾きを、修正済みのコリメーターで調整します。対物レンズに中心点を図示したトレーシングペーパーをあてがって、コリメーターを回転してもレーザー光が中心点からずれないように接眼部の傾きを修整します。鏡で、中心点とレーザーの光点のずれを確認します。わずかにずれていました。
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クロマコアの設計者Valery Deryuzhin氏によると、中国製の接眼部は、グリスの質と、ラックピニオンギアの調整がされていれば、そう悪くはないとのことです。そして、光軸がずれる一番の原因は、ダイアゴナルミラーであるとも述べています。現在開発中の新しいクロマコアは、ダイアゴナルミラーと一体のものとなるとのことです(aries-instruments@yahoogroups.com)。

ふたたび光軸修正 [20cm屈折望遠鏡]

大地震で被災された皆様に、こころよりお見舞い申し上げます。
季節が良くなってきて、シーイングのよい日が少し増えてきたので、光軸修正を再度行うことにしました。まず、レーザーコリメーターの調整です。インテスの天頂ミラーを、レンズを取り去った自作の10cm屈折鏡筒に装着し、ミザールのK型経緯台に取り付けます。
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レーザーコリメーターをアンタレス製の2インチアダプターに取り付けた状態で光軸調整を行います。
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コリメーターが天頂ミラーに垂直に挿入される方向に鏡筒を固定し、約10m先の廊下の壁にマーカーを張ります。
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レーザーを照射し、3本の調節ねじを回して、コリメーターを回転してもレーザーの位置が回転しないように調節します。経緯台の微動装置を使ってレーザーをマーカーに一致させ、コリメーターの回転でずれる分を修正し、また中心に戻し、の作業を繰り返します。
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双眼鏡で確認しながら作業しますが、10m先で1cm以内の誤差に追い込んだところで疲れたので、終了です。

実際の見え方、フードの作成 [20cm屈折望遠鏡]

実際の見え方ですが、西に傾きゆく木星面を見ても、一瞬の好シーイングのときには、かなり詳細な、木星面を観察することができました。色収差もクロマコアの使用でほとんど気にならないレベルです。まずは、ウドの大木でなかったことに一安心しています。また全重量21Kgの巨体ですが、NJP赤道儀(K-ASTECさんのSynScan利用の駆動系を使用)で、らくに運用できます。
ドーム内で夜露が付いたことはないのですが、スリットに対物レンズが近いこともあり、フードをつけることにしました。なるべく軽くしたいので、塩ビ板をまるめ(筒先は二重にし円形を保ちやすいようにしてあります)、100円ショップから買ってきた断熱シートを両面テープで貼り合わせたものにしました。それなりにかっこうよくなったと思います。IMGP1037_R.JPGIMGP1030_R.JPGIMGP1042_R.JPGIMGP1043_R.JPG

ファーストライト、ロンキーテスト [20cm屈折望遠鏡]

ファーストライトでは、まずピントが予定通りにでるかどうかが心配でしたが、ドローチューブを5-6cm繰り出した位置で合焦し、まずは一安心です。次に気になるのは、レンズの性能です。早速、ロンキーテストを行いました。ロンキー板は、以前に天文ガイドが、販売していた、望遠鏡鑑定シートの200本/インチのフィルムを、ジャンクアイピースに組み込んだものです。撮影は、ソニーのNEX-3で、ISO12800、露出6秒です。対象は、西空に傾きつつあるデネブです。
焦点内像
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焦点外像
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明らかな過修正で、周辺部の曲がりが強いようですが、値段を考えればまずまずでしょうか。エアリーディスクやディフラクションリングはカラフルですが、エアリーディスクは小さく、ディフラクションリングも均等で、アクローマートとしてはそれなりに光軸が合っていると思います。

焦点内像(クロマコアあり)
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焦点外像(クロマコアあり)
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クロマコアⅡで色収差はそれなりに減少していますが、光軸が合っていません。眼視での星像は白色で、コマやフレアはありませんが、ディフラクションリングに偏りが見えます。クロマコアは、光軸に非常にシビアなので、今後の課題は、シーイングの良いときに、クロマコアを回転させたり、ダイアゴナル取り付け部の3本のネジの調節で、ディフラクションリングが均等になるように気長に行うことになります。

カウンターウェイト [20cm屈折望遠鏡]

ドーム内に設置して、いろいろな方向に向けてみると、接眼部が、ドームの壁に接触したり、近すぎてのぞきにくかったりすることがわかりました。この鏡筒は、かなりトップヘビーなので、接眼部側が長すぎるのです。そこでやむなく接眼部にカウンターウェイトをつけることにしました。直径230mmの鏡筒バンドの内側に、100円ショップから買ってきた2mm厚のコルク板を3重に貼り、鏡筒バンドには、1.5Kgのカウンターウェイトをつけてみました。IMGP1021_R.JPG
こうすることで重心を20cm以上対物レンズ側に移動でき、やや窮屈な方向もありますが、何とか使用できそうです。
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赤道儀に載せる [20cm屈折望遠鏡]

対物レンズのフタは、ホームセンターから買ってきた、鍋用のステンレス製落とし蓋です。その取っ手を反対側に付け替え、黒いケント紙とアクリルサンデーで、小穴を塞いでいます。IMGP1007_R.JPG
鏡筒の全重量は、20Kgほどです。ひとりで、屋上ドーム内の赤道儀に担ぎ上げるのは不可能なので、妻に協力してもらいました。妻も、1ヶ月以上、家の玄関横で横たわっていた巨大な筒(妻には天文趣味は全くありません)がなくなるのは喜ばしいことなので、喜んで協力してくれました。IMGP0993_R.JPG
二人がかりでも赤道儀に載せるのは、かなりの力仕事でした。IMGP1017_R.JPG

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