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五藤光学 8cm F15屈折のレストア [天体望遠鏡]

五藤光学の8cm F15屈折ジャンク品をYオクでゲットしました。ファインダーレンズがひどく汚れていましたが、さび、へこみなさそうで、主鏡はわりときれいそうなので、ついポチしてしまいました。22Kでした。
ひどい雨降りの日、格納用木箱入りの望遠鏡が届きました。
届いた望遠鏡を見てみると、ありがたいことに、大事な主鏡は、蓋に守られていたおかげで、第一面に点状のカビが2,3個あるだけでクリアでした。早速、ブロアで清掃後、アルコールでカビを除去しました。
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ひどく汚れていたファインダーのレンズは、取り外して清掃しましたが、このようにクリアになりました。
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接眼部にはK40がねじ込まれたまま、固着していました。このK40は、真鍮製のずっしりとした一品です。これを、ウォーターリングプライヤーを2個使って外してみると、この接眼鏡は接眼面に樹状のカビが少しありましたが、アルコールの清掃で除去できて、くもりもなく十分実用になる状態でした。
五藤のねじ込み規格は、一般的な36.4mmではないので、CATさんからT2-36.4mmリングを購入し換装しました。付属のK40は、36.4mm接眼部に2/3回転くらいはねじ込めるので、とりあえずは使用できます。
接眼部のラックピニオンギアが固着して、すごく重いので、分解してパーツクリーナーで古いグリスを除去し、新しいグリス(ミザール赤道儀用)を塗布し、スムーズに繰り出しできるようになりました。
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対物レンズの光軸を合わせ、
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ビクセン製100㎜鏡筒バンド(ポルタ用)の内側に、100均で買った、2mm厚コルク板を張り付けて内径を調節、ビクセン規格のアリ型に固定して、レストア終了しました。
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自作天頂ミラーの光軸調整 [天頂ミラー]

望遠鏡本体の光軸をいくら正確に合わせても、天頂ミラーやプリズムをつけると、少なからずずれてしまうのが現実です。像面が平たんでコマも少ない長焦点の屈折望遠鏡ならあまり気にしなくてよいのかもしれません。しかし、光軸修正スコープで、あからさまに光軸ずれが見えてしまうと、気分がわるいものです。
その対策として、古い36.4mm天頂プリズムから劣化したプリズムを取り出し、その筐体に28mmのニュートン用斜鏡を入れた天頂ミラーを作って、屈折望遠鏡用に使用しています。もともとは廃物利用でしたが、光軸マニア(*^^*)になってからは第一線の屈折望遠鏡用天頂ミラーになりました。ねじ込みにこだわるのは、光軸の再現性が良いからで、天頂ミラーにしたのは、ミラーを張り付けた底板の角度をある程度調整できるからです。左から、天頂プリズム筐体、ミラー貼り付けの底板、底板とミラーの間に入れているコルク板、平面鏡です。周囲には、植毛紙を張り付けて組み立てます。
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十分に光軸のあった望遠鏡本体に取り付け、光軸修正スコープで光軸を確認しながら、4か所の取り付けねじ近くにアルミテープのシムを入れて角度を調整しています。
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シュミカセでは、屈折望遠鏡よりも、像面が湾曲しコマが多いので、天頂ミラーの光軸は一層重要になります。
当方は、まずシュミカセ本体の光軸を人工星で合わせ、つぎに天頂ミラーを装着して天頂ミラーの光軸を確認しますが、天頂ミラーの光軸を十分に追い込むのは結構大変なので(底面のねじを緩めて、アルミテープなどのシムを少しずつ挿んで調整します)ある程度追い込んだら、天頂ミラー(プリズム)を装着した状態で、人工星の星像を確認して最終的な光軸修正としています。こうすれば天頂ミラーを回転させても光軸ずれを少なくできます。天頂ミラーは、光軸の再現性が良いシュミカセねじ用を使っています。