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20cmドブソニアンを修理する [天体望遠鏡]

ベランダ星野観望用に20cmドブソニアンがありました。
シーイングの悪い季節の、星雲星団観察用です。ビクセンの古い鏡筒(20cmF5、F4ではない時代のもの)を、笠井トレーディングの銀次用架台に載せていたものです。
この銀次用架台は、水濡れに弱く、合板がふやけて底板が破損していました。もとはといえば管理が悪く、長期間放置していたせいですが。
さて、めぼしい惑星が見えず、シーイングも悪い冬用に活用すべく、このドブソニアンを修理することにしました。
まず、汚れていた主鏡と斜鏡を洗浄しました。ビクセンのメッキとコーティングは丈夫で、往年の輝きを取り戻しました。洗浄した鏡面の水滴でできる乾燥ムラは、ドライウエル(使用期限があるならとっくに切れていそうな古いものですが)を流してやるときれいに乾燥できました。
接眼部をグリスアップし、主鏡と斜鏡をとりつけ久しぶりに十分に時間をかけて光軸調整を行いました。
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ファインダーは、パノラマ4000のジャンク品(左右の光軸をどうやっても調整できないのでジャンク品、500円)を分解したものです。厚さ3mmのアルミL金具で脚部を作り、接眼部を分解して十字線を入れました。細い糸を斜めになった視野環に貼り付けるのが難しく、髪の毛ほどのワイヤーを使いましたが、けっこう太くてたくましい十字線になってしまいました(^^;)。
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このファインダーでは、カシオペア座全体がらくに入るので、ジャンクでないパノラマ4000とPocket Sky Atlasで対象の導入をします。同じ光学系でも、双眼鏡のほうが暗い星まで見えるような気がしますが、双眼鏡と同じ視野のファインダーだと星の配列を見つけやすく、対象の導入がとても楽になりました。
角度の調整は、垂直方向はアルミ製のアングル材を組み合わせビスの押引きで調整し、水平方向はビス2本で調整するようにしています。軽量、低倍率、広視野のファインダーなので、これで間に合っています。
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耳軸はステンレスバンドを巻いて補強しました。
破損した底板は、厚さ12mm の合板2枚で製作し、笠井さんから購入してあったドブソニアン用のローラーベアリングを間にはさみました。さらに底面に2×4の端材をT字型に接着して補強しキャスターを付けました。
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水濡れ対策にニスを塗布して修理終了です。この望遠鏡は接眼部が36.4mm仕様なので、広視界用アイピースはレトロなエルフレ32mmです。星像は結構シャープで、積み下ろし、設置、撤収が楽なので、山小屋へのプチ遠征にも持ち出しやすいです。

ヤシカ44を35mmフィルム仕様に改造する [カメラ修理]

ヤシカ44は、絶滅危惧種のベスト判フィルムを使用する、かわいらしい二眼レフです。この機種は、ベビーローライや、プリモジュニアなどの人気機種と比べて、手に入れやすく、巻き上げとシャッターチャージが独立しているなど機構もシンプルで、フィルム室も大きく、改造しやすい機種です。
正月休みを利用して、35mmフィルム仕様に改造してみました。
まず、改造すると不要になる巻き上げクランクを除去します(巻き上げクランク欠品のプリモジュニアに移植するため)。
つぎに、上部のフィルム室内部の部品を取り外し、35mmパトローネが入るスペースを確保します。
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ボディ左舷にあるフィルム押さえの金具を取り外します。この穴に、ジャンクカメラから取り外したフィルム巻き戻しクランクを接着します。使用したクランクはプラスチック製ですが、ヘビーユーズはしない予定なので、強度は大丈夫だと思います。
また巻き上げクランクとは反対側に、フィルムケースのふたを切り取ったスペーサーを押し込み固定します。これで、上部フィルム室の工作は完了です。

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つぎに、フィルム巻きとり側の工作です。不要な部品を取り外します。

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やはりジャンクカメラの巻き戻しクランク(真鍮製)を位置合わせして、従来あったフィルム押さえ金具を利用して固定します。巻き取り軸は、35mmフィルムのスプールです。

巻き上げは、このクランクを使用して行います。フィルム巻き上げは、1+1/4回転で、45mm以上巻き上げられるので、コマ間の重なりは回避できます。
実際に使用してみると、工作精度の不足で軸が偏芯しており、巻き上げ、巻き戻しともやや硬いですが、24枚撮りの35mmフィルムを最後まで巻き上げ巻き戻しすることができました。
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完成後の姿です。フォーカスノブの上下にあるのが、追加したフィルム巻き上げ軸(下)とフィルム巻き戻し軸(上)です。