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ビクセン カスタム経緯台をレストアする [天体望遠鏡]

ビクセンプラネットRC-125Mがよく見えるので、なるべく軽量な架台を用意することにしました。テーブルトップ三脚は、バランスウェイトがあるので、けっこう重くなります。手持ちのガラクタの山の中に、古いカスタム経緯台のジャンクがありました。かなり以前にYオクで1.5kくらいで落札したジャンク品です。重さは1.8kgほどで、キッチンスケールで測れる範囲でした。
ほこりをふき取って点検すると、上下左右の微動が、微動だにしない!( ̄△ ̄)ほど固着していました。
グリースの固着だろうと思ってパーツクリーナーで清掃してみましたが、回るようにはなったもののさほど改善しません。
そこで、分解掃除することにしました。
まず、水平微動です。タンジェントスクリューの微動部は、固定用のナットを外し、
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軸受けを、ソフトタッチプライヤーで回転させてやると、回転の渋さを調節できますが、緩めすぎるとガタの原因になります。
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適度なトルクとなるように(軽くて短い鏡筒なので、やや軽めに)調整しました。
しかし、組み立ててみると、タンジェントスクリューのムービングピースが、たわんでしまいます。ムービングピースをアームに固定するワッシャを締め付けすぎると、硬くなり過ぎ、緩めるとたわみ、適度な固定ができません。
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さらによく見てみると、ムービングピースとアーム下面の高さが不ぞろいなことに気づきました。
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おそらく、スプリングワッシャが入っていたのを、前の所有者が、分解した際に入れ忘れてのだろうと推測し、手持ちのスプリングワッシャを入れたところ、適度に固定されて、快適に動くようになりました。
上下微動も同じように調節できましたが、こちらもスプリングワッシャが入っていませんでした。当方の手元に来るようなジャンク品なので、こんなものかもしれませんが、構造が単純なので、メインテナンスも容易です。
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最後に、2重ナットの固定用ナットを緩めて、調整用ナットを回転させて、天頂部に向けたときに、後方に倒れないレベルに上下のフリクションを調整し再度固定して終了です。
物置にあった古い木製三脚をあてがってみましたが、かなりしっかりとした架台となりました。
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総重量は8Kgほどで、月や惑星のチョイ見やシーイングの確認に活躍しそうです。

ビクセンプラネットRC-125Mを落札する [天体望遠鏡]

わりとよく見えると評判の、ビクセンプラネットRC-125MをYオクで落札しました。狙っている人も多いようで、けっこう競って、8.5Kでした。この望遠鏡は、カタディオ系ニュートンといわれる、光路に補正レンズが入っている反射望遠鏡で、とてもコンパクトにまとまっています。この機種が現行機であった時期には、重厚長大こそが良いと信じており、ちゃちなおもちゃっぽくて、欲しいとは思いませんでしたが、齢を重ね、だんだんナマケモノになってくると、手軽に持ち出せる、よさそうな望遠鏡に思えてきました。斜鏡保持がスパイダーでなく板ガラスというところで、焦点像も期待できるのではないかと思っての落札です。届いた望遠鏡は、テーブルトップ三脚がついた、程度のよいものでした。
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斜鏡保持の板ガラスに曇りがありましたが、清掃したところ許容範囲程度にはきれいになりました。
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斜鏡の大きさはぎりぎりで、ひょっとすると、主鏡最外側縁はけられているかもしれません。接眼アダプターは、24.5mmなので、低倍率の得やすい31.4mmに交換しました。光軸は、レザーコリメーターで確認しましたが、ほぼ正確に調整されていました。製造後の長期間を考えると、けっこう狂いにくいのではないかと思います。さて、テーブルトップ三脚では実力の評価が難しそうなので、赤道儀に載せることにしました。ベランダの王者、サターン赤道儀には不似合いで(軽すぎてウェイトの調整が面倒くさい)、KES赤道儀に載せて実視です。この個体は、おもちゃのような外観にもかかわらず、焦点内外像が、ほぼ対象となる、良好な星像でした。焦点像もきりっとして、ジフラクションリングがきれいです。250倍で、遠ざかりつつある火星を眺めてみましたが、高度も低く、さすがに小さすぎて、極冠しか見えませんでした。