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プリモジュニアをレストアする [カメラ修理]

ヤシカ44から、不要になった巻き上げクランクを移植して、快適に操作できるようになったかと思われたプリモジュニアですが、シャッター羽根に油が付着しており、たびたび開かなくなることがわかりました。夏ごろに入手してその時は気づかなかったのですが、寒い季節になり、不調が顕在化したようです。またシャッター速度や絞りを操作するときに、レンズボードがグラグラするのも気になっていました。
そこで、レストアすることにしました。
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まず、前板を外します。ストロボ接点切り替えレバーが邪魔して外れにくいですが、この金具は、容易に変形するように作られており、若干前方に曲げてやれば、前板がはがれます。
つぎにテイクレンズ前玉を外します。ゴムリングで簡単に外すことができました。
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シャッターはセイコーMXLで、コンパータイプです。
ビューレンズとテイクレンズを載せているレンズボードは4本のねじを外すと分離できます。そして、レンズボード後面の後ろ玉の遮光フードを回転させて取り外すと、フィルム巻き上げと連動しているシャッターチャージレバーのついたリング、絞り作動レバーのついたリング(それぞれレンズボードをはさむように位置しています)と後ろ玉と一体になった、シャッターユニットが外れます。シャッター速度や絞りを操作するときに、レンズボードがたわむのは、後ろ玉と一体になったリングの締め付けが緩めだったせいでした。
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まず、レンズユニットを取り外して、シャッターユニットだけにしてベンジンを流し込む簡易的な方法を試みようと思いましたが、シャッターユニットとレンズ後玉が分離できなかったため断念し、セオリー通りシャッターユニットを分解して清掃することにしました。
シャッターユニットの飾りリング、チャージリング、シャッターリングを外すとシャッターユニットをレンズボードに固定している3本のねじにアクセスすることができます。シャッター羽根とシャッターユニットを分離してベンジン浴させ、油分を取り除きます。
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ここで後玉を見てみると、絞り直後のレンズ面がかなり曇っていることがわかりました。そこで、レンズクリーナーで清掃してみましたが、除去できません。仕方ないので、ニコンアイピースを清掃した実績のあるキイロビンで清掃してみると、効果あり(^-^)。気をよくして、レンズを清掃してかなり透明度が回復しました。よし、組み立てと思ったら、キイロビンが絞り羽根に付着してしまい、絞りが動かなくなっていました(|||(-_-;)|||)。後ろ玉と絞りユニットを分解できなかったので、仕方ないことですが、絞りの分解清掃も必要になってしまいました。この部分の分解は容易ですが、組み立てはかなり大変です。
絞り羽根は5枚なので、円形絞りの機種よりはらくですが、それでもわずかな手の震えや空気の動き(ため息や鼻息ですね)でも動いてしまうためけっこう大変でした。枚数の多円形絞りなど分解されている皆さんはどうしているのだろうと思うくらい大変でした。
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絞りユニット、シャッターユニットを組み立てやっと元の形に復元できました。
70cmと無限遠でピントを確認して作業終了です。
こうして完動品になったプリモジニアですが、ヤシカ44よりもメカが複雑で、フィルム室も狭いため、かなりの大改造をしないと35mmフィルムは使えそうもないため、120フィルムからベスト判を切り出して使うことにしました。まき直し用のスプールはかわうそ商店さんでリーズナブルな価格で販売されています(ebayの半額くらい!)。つぎの予定はベスト判切り出し用フィルムカッターの工作です。

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