So-net無料ブログ作成
検索選択
前の10件 | -

C8の当たりはずれ(その4)調整したはずれC8実際の見え方 [シュミカセ]

はずれC8で、エアリーディスクのまわりを第1干渉環が均等に取り巻くように、人工星の星像を調整することが、わりと簡単にできるようになりました(慣れたのと、一度合わせてしまえば、ぶつけない限り微調整で済みますから)。人工星による光軸調整で懸念されるのは、ほとんど水平の向きで光軸を調整するため、鏡筒の向きによって光軸にずれが生じるのではないかということと、15mという近い合焦位置から実際に使用する無限遠までミラーを大きく動かすことで光軸がずれないかということです。天頂部の恒星を観察すると、このC8の場合、これらに起因する光軸ずれはほとんどないようです。ピント合わせの際に収束してゆく同心円に偏りがある(片側がけば立つ)のは気にいらないところですが、ピントが合った時のエアリーディスクは小さく、そのまわりのジフラクションリングも、気流に千々に乱されながらも、ほぼ均等に分布しています。実際の揺れ動く恒星の焦点像でここまで副鏡の調整をするのは、かなり困難だと思います。
また補正板の回転も試してみましたが、人工星の星像を見る限り、最初からの位置がベストなようで、この鏡筒では有効ではありませんでした。
このように調整した、はずれC8の実際の見え方ですが、かなりシャープになった印象です。安定して性能を維持できる見込みになったので、達成感がうれしくて、最近のベランダ観望は、このC8と相性の良いEM-1赤道儀の組み合わせばかり使っています。
DSCN4298_R.JPG
DSCN4297_R.JPG
今シーズンの木星面も、一瞬の好シーイングの時にはかなり詳細に観察できます。コントラストは今一つで、バックグラウンドもやや明るいですが、よく見ると細かいところまで解像しています。今年は、大赤斑が縮小し、色もオレンジ色で、コントラストが悪いC8では見にくいのですが、気流が落ち着いた一瞬には、SEBの切れ込みのなかにその姿を見ることができました。
同焦点化したアイピース群の使い勝手も良好です。雑多な出自なので、それぞれ形が違いますが、暗いところでも見分けやすいという面もあります。ピントノブを少ししか回さなくて済むので、ミラーシフトもわずかです。
シュミカセ(F10)だと、PL6.4mmとPL10mmの使用頻度が高くなります。これよりも短い焦点距離が使える日には、なかなかめぐりあえません。

アイピースを同焦点化する [接眼鏡 アイピース]

はずれC8は、ピント合わせの際のミラーシフトが大きく(こういうところもはずれなわけですが)、400倍の視野から対象が飛び出してしまうほどです。対策としては、ミラーシフトを軽減するべく本体に手を加えるか、接眼部を外付けするか、ピント合わせをしないで済むようにするかのどれかだと思います。
ほかの鏡筒で使用することもあるので、焦点位置が異なる雑多な出自のベランダ用アイピース群の使い勝手改善のためにも、手軽にできそうなアイピースの同焦点化を考えました。焦点位置調節リングも発売されていますが、少々高価なので、当方のベランダ用ラインアップには豪華すぎる気がします。そこで使えそうなものはないかと探してみたところ、ありました。内径32mmのキーリングです。ヨドバシ.comで一個80円、注文翌日には到着しました。
これをアイピースのバレルにあてがってみたところかなりフィットします。実際に昼間の遠景をのぞきながら、リング位置を調整します。若干の誤差を埋めるためにアルミテープを巻き(だいたい一巻きで済みました)、さらにアルミテープとリングの間に瞬間接着剤を流し込んで固定しました。アイピース本体に接着剤がつかないように注意すれば、アイピース本体は無加工で済みますので、原状復帰も簡単です。
DSCN4294_R.JPG
焦点位置の違いがリングの厚み以下のものもありますが、この場合はアルミテープよりも強度のある、ステンレステープを細く切ってピントを確認しながらアイピースのバレルに巻き付け焦点位置の調整をしました。こうすることで大きなピント合わせをしなくて済むようになり、ミラーシフトがあまり気にならなくなりました。
DSCN4295_R.JPG
同様に、24.5㎜のラインアップ用にも内径25㎜のキーリングを使って同焦点化を試みましたが出来上がりは満足のゆくものでした。500円以内の投資と数十分間の作業ですが、アイピースの使い勝手が大きく改善しました。
DSCN4293_R.JPG

C8の当たりはずれ(その3)はずれC8を徹底調整する [シュミカセ]

オレンジ色のC8(はずれのC8)は、30年前、社会人になった記念に購入したもので、焦点内外像で光軸を合わせようとしても、焦点に収束させていくにつれて焦点内外像の同心円の片側がけば立ち、高倍率で見ると焦点像にコマがあるように見える鏡筒です。以前、天頂近くの恒星を辛抱強く観察し続けて、焦点像が最小となるように調整したところ、かなりの良像を示す潜在力はあることが分かったけれども、それは面倒なので、また使わなくなったという歴史があります。
この鏡筒の調整に必要な良いシーイングの夜はそうたびたび来るわけではないし、手間を考えると、焦点内外像が完全な同心円になって調整が容易なC8EXばかりを使うのは当然の帰結でした。
さて、5-star人工星の使用感が良いので、これを使って、はずれのC8を調整してみることにしました。距離は15mで、使用したのは、一番暗い人工星です。
まず、焦点内外像です。同心円のドーナツは、片側がけば立つように収束してゆくのは実際の星像と同じです。なかなかうまく写せませんが…(´_`)。
_DSC0532_R.JPG
さらにピントを合わせ、焦点像を400倍で見てみると、コマがあるように見えますが、これを細かく観察すると、ジフラクションリングをともなうエアリーディスクが認められ、周囲に散乱した光が一方に偏っていることがわかりました。そこで、この散乱した周囲の光芒がエアリーディスクの周囲に均等に分布するように副鏡を微調整すると、エアリーディスク、ジフラクションリング、その周囲の光芒という星像を示すようになりました。この調整はかなり微妙で、調節ねじの回転は30°もないくらいだと思いますが、実際の像を見ながらなので、それほどの困難はありません。この状態に調整してから焦点内外像を見てみると、焦点内外像は中心穴がやや偏ったドーナツでした。やはり主鏡がわずかに傾いているという推測が裏付けられました。
_DSC0541_R.JPG
はずれC8の星像を、あたりの十分に調整したC8EXと比較してみると、はずれC8は、若干エアリーディスクに変形があるように思いますが、かなり近似した星像です。実際の夜空では、ここまで見られる気流の安定した日はなかなかないので、実際の恒星でこのレベルの調整は困難だと思います。30年所有していても到達できなかった調整を可能にしてくれたこの人工星は、やはり使えるやつでした。補正板回転も試してみましたが、オリジナルの位置がベストで、この鏡筒では有用ではありませんでした。作業時間は、徹底調整といっている割には短時間で、セッティング時間も含めて30分程度でした。
以上のことから以下の結論に至りました。
結論1)焦点内外像の同心円では十分に光軸を合わせられないC8が存在する。
結論2)そのような鏡筒でも、焦点像を高倍率で観察することで十分に光軸を追い込める。
結論3)実際の夜空で十分に良いシーイング下の恒星像を得ることは困難なので、人工星は有用である。

Hubble Optics 5-star 人工星を使ってみる [天体望遠鏡]

Kenko 125cの光軸調整で使えるやつであることが分かったHubble Optics 5 star 人工星について調べてみました。
DSCN4270_R.JPG
Hubble Opticsのホームページに解説があり、いくつかのレビューも紹介されています。その内容の一部を紹介します。
まず、望遠鏡と人工星の距離をどれだけとればよいかですが、望遠鏡の焦点距離(F)のM倍とされています。
ここでMは336×D(望遠鏡の口径;インチ)÷F(望遠鏡の口径比)の3乗で規定されます。
336は過去の文献で導き出された定数のようです。
10インチF5の望遠鏡なら、M=336×10/5×5×5=26.88となり人口星までの距離は、
26.88×10×5=1344(インチ)、約34mとなります。しかしこれはニュートン式反射望遠鏡の場合で、シュミカセでは事情が異なるようです。
シュミカセの8インチF10なら、Mは336×8/10×10×10=2.68であり
人工星までの距離は、2.68×8×10=215(インチ)になりますが、これは正しくないそうで、シュミカセの場合定数Mは、できれば24、最低20は必要だろうと文献的に指摘されているそうです。
つまりシュミカセでは、20×8×10=1920(インチ)、約48mが必要とされていますが、
これは完璧な点光源を与えるための理想的な距離であり、現実的にはこの70%、もっと現実的には、望遠鏡のピントが合う距離で光軸調整可能だろうと書かれていました。
実際、C8は15mで十分光軸調整可能でした。ミューロン180も15mで光軸調整可能でした。ただし、バックフォーカスの長いシュミカセは大丈夫ですが、ミューロンの場合は、写真のような長大な延長管(これでやっとピントが出ました)が必要でした。使用した延長チューブは計10個でした。
DSCN4275_R.JPG
DSCN4281_R.JPG
どの人工星を使えばよいかは、視認できる一番暗い光源を使うことが勧められています。
ピンホールの大きさは、あくまでも理論的には、M×エアリーディスクより小さくなければならないそうです。ここでMは上で求めた定数であり、M×1.22×λ×Fが与えられた式になりますが、シュミカセC8の場合は、24×1.22×555nm×10=162504nm(ナノメーター;光の波長555nmで計算)すなわち162504×0.000001㎜=0.1625㎜(162.5μm)だそうです。この人工星の最小ピンホールは50μmで、十分な小ささを確保しています。自作する場合には、ピンホールの形と大きさを顕微鏡的に測定する必要がありそうです。
人口星ライトは、ジプロックの袋に入れて保管し(水分でさびるのを防ぐため)、また要らない星を遮光するマグネット片は、つけっぱなしにすると微小な磁性物質が放出され、ピンホールを損なう可能性があるので、使用時のみくっつけるようにとのことでした。
使用の実際ですが、望遠鏡は、光軸を変更するたびに視野内の人工星が移動するので、微動付きの架台に搭載しないと、とても不便です。
この人工星を使ってみると、光軸がわずかにずれていることはわかっていたけれども、それを修正できるシーイングのよい日がなかなか来ないため、ずっと不十分な状態でで使用していたミューロン180の光軸を十分に追い込めたし、十分に合わせたつもりだったC8 EXの光軸をさらに追い込むことができました。
これより大きな口径の望遠鏡は、架台の準備、人工星までの距離の確保など、屋内での作業が難しくなるのでセッティングに工夫がいると思います。

Kenko 125cの光軸調整をする [天体望遠鏡]

Kenko 125cをYオクで落札しました。情報が少ないのですが、接眼バッフル内に補正レンズを入れた、焦点距離1000㎜、F8のカセグレイン望遠鏡のようです。接眼レンズ3個(K20,K12.5,SR6)、天頂プリズム、KDS経緯台、三脚がついており、程度は良好、11.5Kでした。
一見光軸はあっているようなので、木星を覗いてみました。縞模様が見えますが、細部のうねりは見ることができず、像が甘く、締まりがない感じです。ミラーも汚れているので、分解、洗浄、再組立て、調整をすることにしました。
まず分解です。主鏡は裏面から3か所の薄い金属板の弾力で保持されており、ミラーセル、バッフルはしっかりした作りです。
DSCN4243_R.JPG
DSCN4246_R.JPG
副鏡は大きく、堅固なバッフルに収まっています。カセグレイン式にしては合成Fが短いので、副鏡サイズが大きくなったものと思います。
DSCN4245_R.JPG
中性洗剤(メガネのシャンプー)で洗浄し、ブロアーで水滴を吹き飛ばします。洗浄で鏡面はきれいになりました。補正レンズ(3群3枚のようです)も若干曇っていたので、表面だけ清掃しました。
さて再度組み立てて光軸調整です。まず、副鏡が中央に位置しなければならないので、コンパスを使って、鏡筒内面から副鏡支持金具中央のねじまでの長さを均等になるように調整しました。鏡筒が真円であると仮定していますが、鏡筒先端の補強金具、主鏡セル取り付け部が十分に円に近いと思われますので、おそらくは大丈夫です。
Chesire型(十字線入りしか手元になかったのでこれを使いました)の光軸修正アイピースを使って、主鏡バッフルの先端円と副鏡の輪郭円が同心に見えるように、3本の押しネジ、3本の引きネジで調整しました。どの円が何に相当するのかを把握するのに若干苦労しますが、ずらして確認することを繰り返せば、それほどの困難はありません。
主鏡の傾きを調整した後は、副鏡の調整です。副鏡の中に映り込んでいる、いくつもの円を同心円になるように調整し、光軸修正アイピース本体の十字線の交点と、副鏡に映っている十字線の交点が重なっていることを確認しました。
このあと、実際の星像で副鏡の傾きを微調整します。シーイングのよい日がなかなかやってこなかったので、数日が経過しました。
ここで、ふと、長いこと玄関先の置物になっていた16インチドブソニアンと一緒にHubble Opticsから5star 人工星ライトを購入していたことを思い出しました。あまりに大きなドブソニアンに紛れてどこかに行ってしまいかねない小物でしたが、あることを思い出しました。使うのは今しかないでしょうということで、探し出して使ってみることにしました。取扱説明書はなにもなく、Amazonの商品説明だけの情報しかありません。外見はチープな100均にあるようなLEDライトです。このライトの価値は、五つの穴をあけた金属板がそのほとんどを占めるようです。
DSCN4270_R.JPG
DSCN4272_R.JPG
10m以上の距離をあけて使用するようでが、我が家の廊下は約12mあり、使用可能でした。
望遠鏡本体をカスタム経緯台に固定し、12m先のライトのスイッチをつけてみると、はじめはピントがどこにあるのかわからず、何も見えません。家の中にあるだけの延長チューブを持ってきて前後させて、ご覧のような状態でピントが合いました。
DSCN4266_R.JPG
Or7mmで、焦点内像と焦点外像のドーナツ型、ジフラクションリングの偏った焦点像が円形に見られました。明るさの違う五つの人工星が見えますが、一番暗い人工星が今回の条件にはあっているようでした。付属のプラスチック小片はマグネットで、人工星の金属板にくっつけて不要な星像を隠すもののようです。副鏡の傾きを調整してドーナツの幅が均等になるように、焦点像のジフラクションリングが同心円になるように調整しましたが、シーイングの影響のない室内作業なので、とても楽にできました。光軸を調整すると人工星の位置がずれるので微動装置があったほうが効率よく作業できます。
結論から言うとこの人工星は使えます。なによりも、せっかくのよいシーイングの日を光軸修正に使わなくて済むのが大きいです。自作も可能だと思いますが、人工星の穴が正円でないと星像がゆがむので、けっこう作るのは大変かもしれません。このへんが、販売価格25ドルの価値なのだと思います。
付属の接眼鏡、K20とK12.5は、見かけはチープですが星像は良好で、視野も50°くらいあり使えます。SR6mmも、視野はとても狭い(モノセントリック6mmより少しだけ広い)ですが、星像は良好でこれも使えます。しかし、付属の天頂プリズムは不可でした。せっかく光軸を合わせたのに天頂プリズムを使うと、光軸がずれてしまい、星像にもアスが出て、明らかに悪化しました。ミザールカイザー型付属の天頂プリズムはレトロなコーティングなしですが、星像の悪化が少なく、こちらを使うことにしました。
DSCN4267_R.JPG
この鏡筒の欠点は、アメリカンサイズの接眼鏡では、焦点引き出し量が足らずに、天頂ミラーを使えないことです。ということでレトロな24.5mmサイズのK25(アストロ製)、Or7(ミザール)、Or5(ビクセン)を追加してラインアップが完成しました。
光軸調整後の見え方ですが、ビクセンED10cm屈折と比較して木星を眺めてみました。ややコントラストは悪いもののOr5mmでもピントの芯がしっかりあって、それなりに細かい模様も見えました。何よりも軽量で取り回しがらくで、KES赤道儀とのマッチングがよく、収まるところに収まった感じです。
DSCN4258_R.JPG
シーイングのよい夜には、円形のエアリーディスクとジフラクションリングがきれいに見えます。調整しがいのある鏡筒です。

EasyDriverをつかってMMD-QZを修理する [ミザールMMD-QZ]

修理して使用していたMMD QZのL6470基板が焼損してしまい、使用できなくなりました。電源のDCワークから異常な電流が流れたのでしょうか。
そこで、ステッピングモーターを、48ステップ/回転の安価なステッピングモーター(900円、写真右)に交換しようと思いましたが、トルク不足で赤道儀を運転できず、結局オリジナルの24ステップのモーター(写真左)を使うことになりました。
DSCN4241_R.JPG
新しい葡萄酒は新しい革袋に入れたいところですが、仕方がありません。このオリジナルモーターを、Easy driver(中国製ジェネリック品2ドル少々)とArduino Uno(中国製同等品)で制御することにしました。総額1000円以内の投資です。
Easy driverは、Onstepでも使用できるドライバーですが、ステップと回転方向のシンプルな制御方式で、デフォルトでは、1/8マイクロステップになっています。ステップ数の計算がしやすく、たいていのステッピングモーターは回せるという優れものです。MMD QZオリジナルモーターも、何の調整もなくパラメターの設定もなく回すことができました。
これは、Easy Driverの使い方ページにあるExample.1スケッチで、簡単に定速運転ができます。
void setup() {
pinMode(8, OUTPUT);
pinMode(9, OUTPUT);
digitalWrite(8, LOW);
digitalWrite(9, LOW);
}

void loop() {
digitalWrite(9, HIGH);
delay(任意);
digitalWrite(9, LOW);
delay(任意); //任意の数字が1とすると、STEP signalが1となり 1ms high and 1ms low, ということで2ms で一つのパルスができます。 すると1000/2 = 500 microsteps/secondということになります。
}
というわずか12行のスケッチです。
8ピンのlow-highで回転方向を制御し、9ピンのhigh-lowで回転数を制御します。
ポータブル赤道儀ならこれで済みそうですが、MMD QZの修理なので、3個のスイッチを設定し、スイッチオンで3倍の増速もしくは反転をするようにスケッチを描きました。停止はenable端子を利用しました。配線は、Example 1.6を参考にしました。
Easy driverのイージーなところはもう一つあって、Arduinoへの電源をEasy driverから供給できるので、電源周りがすっきりすることです。
今一つ信用できないポータブル電源から異常な電流が流れる可能性を考え、3.3オームの抵抗と4Aのヒューズを入れて、対策としました。
DSCN4239_R.JPG
1/500の減速ギアがついたMMD QZでは高速回転はトルク不足で難しいので、スリップクラッチもあるし、3倍速が妥当なところかなと思っています。実際のスケッチは以下の通りです。
void setup() {
pinMode(8, OUTPUT);
pinMode(9, OUTPUT);
digitalWrite(8, LOW);
digitalWrite(9, LOW);

pinMode(2, INPUT);
pinMode(3, INPUT);
}


void loop(){

int a; int b;

digitalWrite(9, HIGH);//恒星時運転
delayMicroseconds(1250);
digitalWrite(9, LOW);
delayMicroseconds(1250);

while (digitalRead(2) == LOW) { //2番ピンとつながってるスイッチがonになったら下記を実行 (3倍速)

digitalWrite(8, HIGH);

digitalWrite(9, HIGH);
delayMicroseconds(400);
digitalWrite(9, LOW);
delayMicroseconds(400);
int a=1;}

while (digitalRead(3) == LOW) { //3番ピンとつながってるスイッチがonになったら下記を実行 (-3倍速)


digitalWrite(8,LOW );

digitalWrite(9, HIGH);
delayMicroseconds(400);
digitalWrite(9, LOW);
delayMicroseconds(400);

int b=1;}
}

DSCN4242_R.JPG
ケンコーKES赤道儀に取り付けてみましたが、快調に動いています。反転3倍速後、恒星時駆動の方向が逆になってしまいます。おそらくreturn;などの一行が不足しているのだと思いますが、早送り3倍速のボタンを一瞬押せば復帰するのでそのまま使用しています。

ローライコード2をレストアする [カメラ修理]

ため込んでいるジャンクカメラの中に、外装ハゲハゲ、レンズ曇り強し、絞り羽根油が回っていて一枚脱臼、シャッタースロー不良という、手ごわいローライコードⅡがありました。
数年間、分解状態でストックしていましたが、プリモジュニアの成功で勢いがついてしまい、このカメラのレストアにも挑戦することにしました。
まず前面の貼り革をはがします。炭化してボロボロと崩れますが、後で型紙を起こすために、なるべく丁寧に分離し、紙に貼り付けて保存します。ごらんのように遺跡から発掘した土器を復元したような姿になりました。欠損している部分は、初めから剥げていたところです。
DSCN4142_R.JPG
レンズボードの飾り板を外し、レンズボードを本体から分離します。この時入っていたシムの位置を記録し、復元できるようにします。レンズボードから、レンズ前群をゴム環で回転させて外します。レンズ前群を分解して清掃してみると比較的傷も少なく、磨いたところかなりクリアになりました。シャッターユニット後部のレンズも分離して清掃、やはり、かなりクリアになりました。この戦果に気をよくしてシャッターユニットと絞りにトライします。シャッターユニットと絞りユニットを分離して、それぞれベンジン浴させます。
071_R.JPG
073_R.JPG
074_R.JPG
攪拌を数度繰り返し、乾燥させてみると、シャッターは生き返っていました。チャージ環を外して各部に微量の注油を行いました。絞りユニットは、分解すると大変なことになりそうなので、ユニットケースのねじを緩めて、脱臼している羽根を定位置に戻すことにしました。前から後ろから、つまようじとプラスチックピンセットで整復を試みることしばらくで、定位置に戻すことができました。
組み立ては、特に問題なく終了。無限遠と最短距離でピントをチェックし、わずかに前ピンに調整しました。
さて、あまりにもみすぼらしく、人前に出すのがはばかられるような外観なので、外装のレザーを張り替えることにしました。はがした外装の破片をつなぎ合わせて型紙を作り、アマゾンで購入したフェイクレザーを貼り付けてみました。慣れないせいか、とても大変で肩が凝ってしまいました。これが完成した姿です。
DSCN4145_R.JPG

35mmフィルムをベスト判(127)に使用するための治具を作る [カメラ レンズ]

完動品になったプリモジュニアですが、フィルムがありません。かわうそ商店さんには、クロアチアやカナダで作られているフィルムが販売されていますし、ブロニーフィルムから127フィルムを作る方法もWEB上ではいくつも見つけられますが、フィルム価格、現像コストを考えると、35mmフィルムを使えるとローコストで済みます。
そこで、ブロニーフィルムの裏紙を使って、35mmフィルムを127フィルムのスプールに巻き込むことにしました。まず、ブロニーフィルムの裏紙を幅46mmにカットします。
Active Filmさんの記事を参考にして、100均とホームセンターの材料を使って図のような127スプールに35mmフィルムを巻き込む治具を作ってみました。
DSCN4170_R.JPG
基板が大きいのは、ホームセンターで売っていた端材(40円)の大きさそのままなので、特に理由はありません。巻き込み作業は、夜、クローゼットの中で行います。これくらいの大きさがあったほうが、暗闇の作業中に足で押さえたりできるので、結果的には使い勝手が良いです。WEBで得られた情報から、裏紙の長さ、フィルムの長さ、フィルム貼り付け位置を決定しましたが、暗闇での作業のため、位置はやや不正確です。プリモジュニアでは頭出しが、怪しいスタートマークとなり 一枚目、最後のコマが怪しくなりますが、そのつもりで使用すれば、それなりに良好な結果です。また、プリモジュニアでは12枚撮影した時点でフィルムカウンターをリセットしないと、のこりのコマ(8コマくらい余計に撮れます)が無駄になってしまいます。
撮影後は、裏紙が貴重なので、ワンタッチパトローネ135に巻き取って、現像スルーのみに出します。
オートマットのベビーローライなら、フィルム貼り付けの位置が不正確でも大丈夫だと思われるので試してみたいです、という理由でまた物欲が刺激されてしまいました(*^.^*)。

プリモジュニアをレストアする [カメラ修理]

ヤシカ44から、不要になった巻き上げクランクを移植して、快適に操作できるようになったかと思われたプリモジュニアですが、シャッター羽根に油が付着しており、たびたび開かなくなることがわかりました。夏ごろに入手してその時は気づかなかったのですが、寒い季節になり、不調が顕在化したようです。またシャッター速度や絞りを操作するときに、レンズボードがグラグラするのも気になっていました。
そこで、レストアすることにしました。
030_R.JPG
031_R.JPG
まず、前板を外します。ストロボ接点切り替えレバーが邪魔して外れにくいですが、この金具は、容易に変形するように作られており、若干前方に曲げてやれば、前板がはがれます。
つぎにテイクレンズ前玉を外します。ゴムリングで簡単に外すことができました。
032_R.JPG
033_R.JPG
シャッターはセイコーMXLで、コンパータイプです。
ビューレンズとテイクレンズを載せているレンズボードは4本のねじを外すと分離できます。そして、レンズボード後面の後ろ玉の遮光フードを回転させて取り外すと、フィルム巻き上げと連動しているシャッターチャージレバーのついたリング、絞り作動レバーのついたリング(それぞれレンズボードをはさむように位置しています)と後ろ玉と一体になった、シャッターユニットが外れます。シャッター速度や絞りを操作するときに、レンズボードがたわむのは、後ろ玉と一体になったリングの締め付けが緩めだったせいでした。
037_R.JPG

039_R.JPG
まず、レンズユニットを取り外して、シャッターユニットだけにしてベンジンを流し込む簡易的な方法を試みようと思いましたが、シャッターユニットとレンズ後玉が分離できなかったため断念し、セオリー通りシャッターユニットを分解して清掃することにしました。
シャッターユニットの飾りリング、チャージリング、シャッターリングを外すとシャッターユニットをレンズボードに固定している3本のねじにアクセスすることができます。シャッター羽根とシャッターユニットを分離してベンジン浴させ、油分を取り除きます。
047_R.JPG
034_R.JPG

ここで後玉を見てみると、絞り直後のレンズ面がかなり曇っていることがわかりました。そこで、レンズクリーナーで清掃してみましたが、除去できません。仕方ないので、ニコンアイピースを清掃した実績のあるキイロビンで清掃してみると、効果あり(^-^)。気をよくして、レンズを清掃してかなり透明度が回復しました。よし、組み立てと思ったら、キイロビンが絞り羽根に付着してしまい、絞りが動かなくなっていました(|||(-_-;)|||)。後ろ玉と絞りユニットを分解できなかったので、仕方ないことですが、絞りの分解清掃も必要になってしまいました。この部分の分解は容易ですが、組み立てはかなり大変です。
絞り羽根は5枚なので、円形絞りの機種よりはらくですが、それでもわずかな手の震えや空気の動き(ため息や鼻息ですね)でも動いてしまうためけっこう大変でした。枚数の多円形絞りなど分解されている皆さんはどうしているのだろうと思うくらい大変でした。
043_R.JPG
044_R.JPG
絞りユニット、シャッターユニットを組み立てやっと元の形に復元できました。
70cmと無限遠でピントを確認して作業終了です。
こうして完動品になったプリモジニアですが、ヤシカ44よりもメカが複雑で、フィルム室も狭いため、かなりの大改造をしないと35mmフィルムは使えそうもないため、120フィルムからベスト判を切り出して使うことにしました。まき直し用のスプールはかわうそ商店さんでリーズナブルな価格で販売されています(ebayの半額くらい!)。つぎの予定はベスト判切り出し用フィルムカッターの工作です。

20cmドブソニアンを修理する [天体望遠鏡]

ベランダ星野観望用に20cmドブソニアンがありました。
シーイングの悪い季節の、星雲星団観察用です。ビクセンの古い鏡筒(20cmF5、F4ではない時代のもの)を、笠井トレーディングの銀次用架台に載せていたものです。
この銀次用架台は、水濡れに弱く、合板がふやけて底板が破損していました。もとはといえば管理が悪く、長期間放置していたせいですが。
さて、めぼしい惑星が見えず、シーイングも悪い冬用に活用すべく、このドブソニアンを修理することにしました。
まず、汚れていた主鏡と斜鏡を洗浄しました。ビクセンのメッキとコーティングは丈夫で、往年の輝きを取り戻しました。洗浄した鏡面の水滴でできる乾燥ムラは、ドライウエル(使用期限があるならとっくに切れていそうな古いものですが)を流してやるときれいに乾燥できました。
接眼部をグリスアップし、主鏡と斜鏡をとりつけ久しぶりに十分に時間をかけて光軸調整を行いました。
009_R.JPG
ファインダーは、パノラマ4000のジャンク品(左右の光軸をどうやっても調整できないのでジャンク品、500円)を分解したものです。厚さ3mmのアルミL金具で脚部を作り、接眼部を分解して十字線を入れました。細い糸を斜めになった視野環に貼り付けるのが難しく、髪の毛ほどのワイヤーを使いましたが、けっこう太くてたくましい十字線になってしまいました(^^;)。
002_R.JPG

004_R.JPG

このファインダーでは、カシオペア座全体がらくに入るので、ジャンクでないパノラマ4000とPocket Sky Atlasで対象の導入をします。同じ光学系でも、双眼鏡のほうが暗い星まで見えるような気がしますが、双眼鏡と同じ視野のファインダーだと星の配列を見つけやすく、対象の導入がとても楽になりました。
角度の調整は、垂直方向はアルミ製のアングル材を組み合わせビスの押引きで調整し、水平方向はビス2本で調整するようにしています。軽量、低倍率、広視野のファインダーなので、これで間に合っています。
005_R.JPG
耳軸はステンレスバンドを巻いて補強しました。
破損した底板は、厚さ12mm の合板2枚で製作し、笠井さんから購入してあったドブソニアン用のローラーベアリングを間にはさみました。さらに底面に2×4の端材をT字型に接着して補強しキャスターを付けました。
010_R.JPG
011_R.JPG
012_R.JPG

水濡れ対策にニスを塗布して修理終了です。この望遠鏡は接眼部が36.4mm仕様なので、広視界用アイピースはレトロなエルフレ32mmです。星像は結構シャープで、積み下ろし、設置、撤収が楽なので、山小屋へのプチ遠征にも持ち出しやすいです。

前の10件 | -