So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

20cm屈折望遠鏡のリニューアル(4) [20cm屈折望遠鏡]

20cm屈折のファインダーとしてリゲルクイックファインダーと7×50単眼鏡を使用しています。
リゲルクイックファインダーは、見やすく、軽量で使いやすく、アラインメントの目的星導入には、これだけで十分な優れものです。しかしプラの加工精度がいまいちで、台座から脱落しやすく、ドームに上がると、床に転がっているということが、たびたびありました。
そこで、L金具と磁石を接着剤で貼り付けて、写真のような工作をしてみました。ワンタッチで取り外せるし、脱落事故も無くなり、快適に使用できるようになりました。
DSCN4822_R.JPG
DSCN4824_R.JPG
DSCN4823_R.JPG
ファインダーは、古いビクセンの7×50の単眼鏡をYオクゲット(1K)し、接眼部を分解し、絞り環に細い銅線で十字線を入れて使用しています。十字線をまっすぐ張るのは難しく、若干よれていますが、実用には十分です。正立ファインダーはやはり便利です。
同架している7cm屈折は、Er32mmをつけて散開星団観察用です。

nice!(2)  コメント(0) 

20cm屈折望遠鏡のリニューアル(3) [20cm屈折望遠鏡]

鏡筒回転部
この望遠鏡は、ニュートン式反射同様、鏡筒回転装置がないと大変のぞきにくいことになるので、鏡筒バンドとストッパーとなる鏡筒リングをミニチュアベアリングを介して接触させ鏡筒回転装置としています。鏡筒バンドと当たる部分にテフロンテープを巻く予定でしたが、十分スムーズに回転しているので、そのまま使用しています。
DSCN4814_R.JPG
DSCN4815_R.JPG
DSCN4833_R.JPG

また、接眼等の重みで鏡筒がアンバランスになるので、70mmf400mmのサブスコープを古いミザールのガイドマウントで接眼部と反対の位置に取り付け、バランスをとっています。
DSCN4835_R.JPG
DSCN4834_R.JPG
さて、目標の達成度ですが、
1.全体で約10kg以上軽くなり、赤道儀の動きが軽快になりました。2.鏡筒を適宜回転させれば、全天を無理のない姿勢で見ることができます。3.以前は天頂ミラーで不自由に光軸修正をしていたのを、斜鏡金具で簡単に光軸修正ができるようになり、その分対物レンズの光軸にも敏感になり星像が改善しました。
マイナス点としては、鏡筒バンドの間隔がやや狭いため、微振動がわずかに増えたことですが、ピラーの弱さに起因する振動が減ったので相殺され、全体として十分満足な結果となりました。

nice!(1)  コメント(0) 

20cm屈折望遠鏡のリニューアル(2) [20cm屈折望遠鏡]

3月になって暖かくなってきたので、重い腰を上げて、やっと製作を開始しました。
対物レンズセルは、目論見通りにジャストフィット、M5ねじで固定するとガタも皆無です。
DSCN4812_R.JPG
DSCN4813_R.JPG
DSCN4821_R.JPG
遮光環は、内面のつや消し塗装が上等なので、当面なしです。不満があれば後から追加することにしました。
接眼部は、笠井トレーディングの接眼部取り付けベースにSynta屈折接眼部(これはクロマコア使用のために変更できません)に適合しそうなものがあったので、使用しました。
DSCN4836_R.JPG
斜鏡も笠井さんから短径70mmのものをスパイダーとともに購入しました。中心ねじの周りにスプリングを入れ、3か所の調節ねじを手で回しやすいように変更しました。
DSCN4846_R.JPG
FRP鏡筒は、工作もしやすく、対物レンズ、斜鏡金具、接眼筒の取り付けは一日で終わりました。対物レンズの光軸は、写真のように中心円を切り抜いた穴から光軸修正望遠鏡で十分に光軸を出し、次に斜鏡を取り付けて光軸修正、さらに対物レンズにもどって光軸修正の過程を3往復ほどして、納得できる状態に追い込みました。
DSCN4818_R.JPG
以前の鏡筒では、接眼レンズをヘリコイドで回転させるだけで光軸がずれたので、ピント合わせは、直進ヘリコイドで微調整することにしました。対物レンズの光軸が以前よりもよくあっているので、ピント調節や接眼鏡回転に伴う光軸のずれはほぼなくなりました。実視でも、焦点像周囲のジフラクションリングは、偏りがほぼなくなりました。

nice!(2)  コメント(1) 

20cm屈折望遠鏡のリニューアル(1) [20cm屈折望遠鏡]

DSCN4837_R.JPG
わが主砲のudo20号も、製作から5年が過ぎ、いろいろと不満な点が出てきました。問題点は
1. トップヘビーを解消するカウンターウエイトのせいもあって重い。NJPなので、赤道儀そのものは十分耐えていると思われるが、ピラーに起因する振動が気になる
2. ドームの大きさの割に長大なので、向きによってはドームの壁面と接眼部が接近しすぎて、とてものぞきにくい、あるいはのぞけない。
3. 直接星像を見ながら光軸調整を行うことが困難。クロマコア使用なので、天頂ミラーもふくめて厳密な光軸合わせが必要なのですが、妥協を強いられていた(単にやりとげる意志が弱いとも言えますが)の3点です。
そこで、まず、鏡筒をFRPで軽量化できないかと考えました。FRP鏡筒を供給しているのは、バックヤードプロダクツさん(backyard.c.ooco.jp/)一択です。その製品で、20㎝用の鏡筒は内径232㎜なので、対物セル受け周りに厚さ4㎜のスペーサーを入れれば、現在の対物セルがちょうど収まりそうです。こう気がついた時から急に、鏡筒の具体的なイメージが固まりました。接眼部は、鏡筒の長さを短縮するために、大きめの斜鏡で光路を曲げ、ニュートン式反射のようにすれば、焦点引き出し量の分だけ鏡筒を短縮できそうです。また、斜鏡を、星像を直接見ながら調整できるようにすれば、光軸調整も手元でやれそうです。完成予想図は、ネットオークションでよく見かける地面を向いている情けない反射望遠鏡(´_`)のような格好になりますが、上記の問題点を解決するためには、これしかないと決意しました。ということで、長さ150cmの20cm用FRP鏡筒を注文しました。
バックヤードプロダクツさんのレスポンスは素早く、すぐに延長加工、内面つや消し塗装済の鏡筒が届きました。しかし、この冬は異常に寒く、シーイングも悪いし、主な惑星も観望しにくい位置にあるということで、士気が高まらず、春まで、冬眠状態でした(-人-)。

nice!(1)  コメント(0) 

腕時計の電池交換をする

普段、仕事中は、実用一点張りのソーラー電波時計を使っているのですが、たまにお出かけをするときや、改まった席でスーツを着るような場合用に、2本のクオーツ腕時計を持っています。3年から5年で電池交換をする必要があるのですが、近くのショッピングセンターに入っていた時計技能士さんがいるお店が撤退してしまい、遠方まで出かけるのも億劫だし、使う機会もないので、この2、3年ほど止まったままでした。このままでは、何の役にも立たないので、ある日、重い腰を上げて、電池交換に出かけようかと思いましたが、その前に裏ブタをあけて中身を見てみることにしました。できそうもなかったら、再びふたをして時計店に行けばよいことです。時計のベルト交換、調整くらいは自分でしていたので、一歩進んで、電池交換にトライしてみることにしました。
わりと高価だった時計なので、十分に下調べをして、写真のような工具を揃えました。
DSCN4832_R.JPG
Amazonで2.5K円ほどでした。
電池は、蓋を開けてみなければわからないので、それからの注文です。
時計固定台に時計を固定して、時計開閉器をアジャストして、二の矢なしと、気合を込めて回します。
DSCN4825_R.JPG
DSCN4826_R.JPG
無事あきました└(^へ^)┘。もう一本は、こじ開け器で、同じように気合を入れてコジコジ、無事あきました(*^^*。こちらは、ムーブメントカバーなしでした。
DSCN4827_R.JPG
こういう時は、気合を入れて全力でやらないと器具が滑って傷をつけてしまうのは、カメラ、レンズと同じことです。使用電池は、2本ともSR916SWでした。ヨドバシカメラに注文すると、送料無料で翌日午前中に配達されました(1個181円、送料のほうが高いのでは?)。時計内部は素手や金属ピンセットで触らないようにして、時計の辺縁部や裏ブタの汚れは、無水アルコールで清掃除去します。プラスチック手袋をした手とプラスチックピンセットでムーブメントのふたを外し、電池の収まり方を十分に観察してから電池を交換しました。カメラレンズ分解やシャッター修理くらいの経験と注意力があれば、それほどの困難もなくやり遂げられそうです。
裏ブタのパッキンはまだ痛んでなさそうなので、シリコンオイルを塗布して再使用しました。
DSCN4829_R.JPG
電池を交換すると、2本とも元気に動き出しました。自分で電池交換できると、いままで何となく疎遠に思えていたクオーツ時計に、より愛着を持てるような気がします。
DSCN4831_R.JPG
nice!(1)  コメント(1) 

レチナーNEX、二眼レフーNEXアダプターを作る [カメラ レンズ]

薄型NEX-M42アダプターと、M42ヘリコイド、廉価なM42接写リングのおかげで、引き伸ばしレンズの使用や、ジャンクレンズ工作の幅が広がりました。
ジャンク再利用のアダプターを紹介します。
まず、Retina -NEXアダプターです。
DSCN4797_R.JPG
Retina ⅢCのレストアで、羽根がさびていて再生を断念したシンクロコンパーのがらんどうが残ったので、これを利用してレチナ クセノンをNEXに接続するアダプタを作りました。
シンクロコンパーの筐体をM42接写リングN0.2とステンレステープで接続し、M42ヘリコイド12-19mmを介して薄型NEX M42アダプタと接続します。ステンレステープ接続では若干強度に不安がありますが、現在までのところ無問題です。M42接写リングN0.2には、シンクロコンパーの絞りレバーがF2.0からF22まで動けるようにやすりで切込みを入れ、スペースを作っておきます。
DSCN4799_R.JPG
このアダプタのおかげで、交換レンズの、クセノン35mmと80mmもNEXで使うことができます。ダイレクトにピントを確認できるので、本家RetinaⅢCで使うよりもずっと快適です。  

つぎに二眼レフ-NEXアダプターです。
二眼レフのレストアをしていると、古いものが多いだけに、再生不能、もしくは再生する気になれないパーツや残骸がたまってきます。
これらの二眼レフはコンパー0番シャッターもしくはそれに準拠したユニットを使っているものがほとんどなので、シャッターユニットの前玉と後ろ玉をペアで交換すれば、多くは互換性があります。
そこで、プリモフレックス残骸から摘出したRectus シャッターをバルブ固定の状態にして、C-NEXアダプターに接着し、さらにM42接写リングno.1をこのアダプター中枢側に接着(メタルロック使用)、No.2リングをはさんでM42ヘリコイド(17-31mm)―NEXアダプタとつないで、複数の二眼レフレンズに汎用性のあるNEX用アダプターを作りました。
DSCN4796_R.JPG
レンズの交換は、接写リングno.1とno.2の間をはずして前玉と後ろ玉を交換します。
DSCN4800_R.JPG
DSCN4801_R.JPG
現在、プリモフレックスのToko 75mm F3.5、ローライコードのXenar 75mmF3.5、IkoflexのNova anastigmat 75mm F3.5の三本が使用可能です。いずれも前板がゆがんでいたり、メカがさび付いていたりしたものから摘出したレンズで、キズ、コートはげ、薄曇りのあるレンズたちですが、オールドレンズらしい描写を楽しめます。

nice!(1)  コメント(1) 

AFニッコール80-200mmF2.8カビ取りをする [カメラ レンズ]

まだニッコール獲得の旅が続きます。ここまでAFニッコールが一本もない状態でしたが、せっかくのAF機能も生かしたいので、あるハードオフでニコンF4時代の標準レンズ、AFニッコール28-85mm f3.5-4.5をゲット。3k+税でしたが特に問題のない良い状態のレンズでした。これで標準レンズは確保できました。撮影する対象はこのレンズで十分カバーできてしまうようなカメラマニアですが、引き続き、別のハードオフで16200円という微妙な値段のカビありAFニッコール80-200mmF2.8を発見してしまいました。絞れば写りに関係なさそうということで、結構いいお値段がついています。絞り前方のレンズに大きなカビのコロニーがあり、後ろ玉にも小さなカビがありました。F4に絞れば見えなくなる程度でしたが、速断は避けて、帰宅後ネットで情報を集めてみました。前玉の分解はハードルが高そうでしたが、AFレンズでも、後ろ玉の分解と絞り前方レンズ面の清掃はできそうだという結論を下し、再度訪問、ゲットしました。
DSCN4695_R.JPG
自分的には、結構高価なレンズだったので、時間があるときに余裕をもって作業しようということで、新年のある日に作業を始めました。
Web上に、サービスマニュアルがあるので、それを参考にしながら、マウント後方からアプローチ。
DSCN4682_R.JPG
DSCN4687_R.JPG
DSCN4689_R.JPG
後ろ玉を外し、クリーニング、そこから絞りを越えてカビコロニーに到達、無事に無水アルコールで除去できました。
DSCN4690_R.JPG
DSCN4692_R.JPG
ここで冷静になって考えれば、この80-200の重いレンズを使う機会はどれだけあるかですが、まあそういう反省は、趣味物欲の前には空念仏ですので、作業成功と所有の喜びがあるということで納得ですi~∧(-.-)。

nice!(1)  コメント(1) 

マイクロニッコール55mmF2.8と135mmF2.8のレストア [カメラ レンズ]

ニコンD600が来たので、ヘリコイドが固くて力を込めてもゆっくりとしか回せない、マイクロニッコール55mmF2.8をレストアすることにしました。マウントアダプターを使って無限遠で天体用にNEXで使えればいいと思って安値でゲットしていたレンズです(5K円)。このレンズはヘリコイドが複雑なので、経年で固着している個体が多いようです。レンズそのものはクリアで外観も良好ですが、ジャンク品です。
このページに分解の仕方が詳しく載っていますが、第一関門の、前面の飾り環、マウンの固定ねじの両方がとても固く、飾り環は何とか外せましたが、マウント固定ねじ1本をなめてしまいました(ノ_-。)。その日は失意のうちに終了。
心が折れそうになりましたが、翌日になって気力が回復し、1.5mmのドリルで、なめたビスを除去するという荒業にトライ、何とかマウント金具を分離できました。
DSCN4678_R.JPG
マウント金具を分離できれば、ヘリコイドにアクセスできます。この個体は、内筒レンズ周囲の小さなヘリコイドが重く、外側のヘリコイドのグリスも硬化し、抵抗が大きくなっていました。外側ヘリコイドは、パーツクリーナーで洗浄除去して、ごく薄くモリブデングリスを塗りました。
レンズ周囲の内側ダブルヘリコイドも柔らかくしようとベンジンを入れたところ、絞り羽根に回ってしまい、結局レンズ内筒も分解することになりました。
DSCN4739_R.JPG
DSCN4742_R.JPG
DSCN4743_R.JPG
ヘリコイドの外れる位置と外れるまでの回転数を記録して分解し、絞り羽根をベンジンで洗いました。絞り羽根の枚数が少なめで、組み立ても比較的容易でした。
DSCN4744_R.JPG
レンズ周囲のダブルヘリコイドをパーツクリーナーと爪楊枝で清掃し、ごく薄くモリブデングリスを塗りました。
なめたビスはM2の平皿ビスに交換し、ビスの頭部をマウント面からはみ出さないようにやすりで削りました。組み立て後、きちんと無限が出ていることを確認して終了です。
ヘリコイドが軽くなったのと、ビス一本が非純正になってしまったのとのトレードオフですが、個人的にはありだと思っています。
続いてAiニッコール135mmF2.8をレストアしました。後ろ玉と絞り前方のレンズにカビのあるジャンク品(2k円)です。これも天体用なら大丈夫だろうと踏んでゲットしていたレンズです。
レンズ構成を調べてみると4群5枚のレンズ構成で、後群は1枚のようです。 このページを参考に後ろ玉ユニットを分離し、後ろ玉のカビと、絞り越しに絞り前方レンズ面のカビをクリーニングできました。
DSCN4658_R.JPG
DSCN4660_R.JPG
nice!(1)  コメント(1) 

ニコンD600の中古を買う [カメラ レンズ]


いまさらですが、ニコンD600の中古を買いました。以前、主力でニコンF3を使っていたのでMFニッコールを何本か所有しており、Aiニッコールで絞り優先マルチパターン測光ができるFXフォーマットニコンはとても魅力的でした。
しかし、例のセンサーダスト付着問題があり、ほかに使えるものもあるし、価格のこともあって踏みとどまり、距離を置いて眺めていました。
そんなある日、あるKムラの中古カメラショーウィンドーを眺めていると、6万円代後半のプライスがついているD600が目に入ってしまいました。発売から年数がたって、価格がだいぶこなれてきたのをみて、欲しい気持ちスイッチが入ってしまいました。考えてみれば、ダスト付着問題は、製造番号が新しく、ある程度の使用期間後の中古なら、すでに解決されている個体が多いのではないかと思うようになりました。信用できる大手なら、専門のスタッフがこの点を見逃さないだろうし….。まあ理由は後付けです。
ということでマ〇プカメラでシリアルナンバーが一番新しかったこの個体をゲットしました。
レンズを登録すれば、絞り値もファインダー内に表示できるし、フォーカスエイドもついているので、とても使いやすいです。
このカメラを買ってしまったので、これまで治まっていたニッコールレンズ欲しい症候群が再発してしまいました。
DSCN4694_R.JPG
nice!(1)  コメント(0) 

CONTAX Ⅱaを修理する [カメラ修理]

数年前に不動品になったCONTAX Ⅱaが手元にありました。秋篠宮殿下が、このカメラをお使いになっているのをテレビで見たこともある高貴なカメラです(*^^*)。
DSCN4697_R.JPG
しかし、数年前のある日突然、巻き上げができなくなり、シャッターも切れなくなってしまいました。結構な値段を出して買ったものだったし、Carl Zeissだし、いつも分解しているジャンク品よりは格上のカメラなので、自分で分解する決心もつかず、といって使用頻度が低いのでプロにお願いする費用がもったいない気がするし、ほかに使えるカメラもあるしということで、そのままになっていました。年月の経過が心の中を整理してくれたのか、あるいはいくらかの経験を積んだことで自分に自信ができたためか、ある日、自分でやってみようと決心しました。しかし、参考になる情報がいかにも少ないのです。分解手順では日本語のこのページ、シャッターメカニズムについてはこの英語のページが見つかるくらいでした。この二つを手がかりに、畏れと不安を持ってContax内部の探検を開始しました。
分解手順は、トップカバーを外すために、巻き戻しノブ、アクセサリーシュー、巻き上げノブを外します。巻き上げノブを外す際に、設定していたシャッタースピードを記録しておきます(組み立ての時に迷わなくて済みます。)また、巻き上げノブの固定ねじを外すと、バネが強いために、部品がばらばらになって順番があやふやになります(なりました(´_`)ので、気を付けて外します。
DSCN4610_R.JPG
DSCN4611_R.JPG
DSCN4612_R.JPG
DSCN4613_R.JPG
DSCN4615_R.JPG
DSCN4618_R.JPG
DSCN4620_R.JPG
フロントのエプロンを外します。
ヘリコイドを外します。フォーカスギアと無限遠ストッパーを外す必要がありますが、ヘリコイドマウント台座にも無限遠ストッパーにもワッシャーが入っているので、再現できるように記録しておきます。一つの作業ごとに必ずデジカメとスケッチで記録を取ります。
DSCN4623_R.JPG
DSCN4630_R.JPG
セルフタイマーレバーを外し、上部の矢印のビスを外すとシャッターユニットを分離できます。一か所ワッシャーが入っていました。また、ビスは部位によって違いがあるので、きちんと記録しておきます。
シャッターユニットを分離した途端に、歯車一個と小さなビス一個が出てきました。
歯車は、巻き上げのアイドラーギアだとすぐにわかりましたが、このビスの出どころは、というと矢印の部位でした。
DSCN4643_R.JPG
さて、ビスを復旧してシャッターの動作を確認してみると、シャッターボタンを押しても、後幕が閉じないために、巻き上げもできなくなっていたことがわかりました。
DSCN4644_R.JPG
さらに観察すると、シャッターのストロークが足りずに、低速レバーも高速レバーも動かず、後幕が動作しないことが判明しました。各レバーを押してやると、シャッターそのものはきちんと動作しています。約一日、上から下からシャッターを眺めていると、後幕動作レバーにシャッター動作を伝達する部品に傷がついており、わずかに変形していることを発見しました(*^▽^*)。
DSCN4645_R.JPG
DSCN4647_R.JPG
脱落していたビスが、この部品とシャッターボタンの間隙に挟まって部品の変形を引き起こし、挟まっている間はかろうじて動作していたのが、ある日ビスがこの部位から外れたため、部品の変形のためシャッターの操作が伝達されなくなっていたようです。
ラジオペンチで慎重に部品を修正すると、シャッターボタンの動作が後幕レバーに伝達されるようになり、数年間沈黙していた高貴なContaxは平民の手によってよみがえりました└(^へ^)┘。先幕と後幕の軸にほんの少しの注油をし、それ以外の部位は、清掃後、ジッポーオイルで洗浄するだけにしました。
あとは組み立てですが、無限遠ストッパーとヘリコイドの組み込みに少々てこずりましたが、無事終了。ヘリコイドを無限遠で組み込んでいるので、フォーカスギアを取り付けるときに遠景で二重像の合致を確認しながら組み立てます。組み立てた感想ですが、各部品がきちんと決められた場所に戻るようにすれば、本来の動作が復活し、微調整する部位がない緻密で再現性のよい構造でした。

nice!(1)  コメント(0) 
前の10件 | -