So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

AFニッコール80-200mmF2.8カビ取りをする [カメラ レンズ]

まだニッコール獲得の旅が続きます。ここまでAFニッコールが一本もない状態でしたが、せっかくのAF機能も生かしたいので、あるハードオフでニコンF4時代の標準レンズ、AFニッコール28-85mm f3.5-4.5をゲット。3k+税でしたが特に問題のない良い状態のレンズでした。これで標準レンズは確保できました。撮影する対象はこのレンズで十分カバーできてしまうようなカメラマニアですが、引き続き、別のハードオフで16200円という微妙な値段のカビありAFニッコール80-200mmF2.8を発見してしまいました。絞れば写りに関係なさそうということで、結構いいお値段がついています。絞り前方のレンズに大きなカビのコロニーがあり、後ろ玉にも小さなカビがありました。F4に絞れば見えなくなる程度でしたが、速断は避けて、帰宅後ネットで情報を集めてみました。前玉の分解はハードルが高そうでしたが、AFレンズでも、後ろ玉の分解と絞り前方レンズ面の清掃はできそうだという結論を下し、再度訪問、ゲットしました。
DSCN4695_R.JPG
自分的には、結構高価なレンズだったので、時間があるときに余裕をもって作業しようということで、新年のある日に作業を始めました。
Web上に、サービスマニュアルがあるので、それを参考にしながら、マウント後方からアップローチ。
DSCN4682_R.JPG
DSCN4687_R.JPG
DSCN4689_R.JPG
後ろ玉を外し、クリーニング、そこから絞りを越えてカビコロニーに到達、無事に無水アルコールで除去できました。
DSCN4690_R.JPG
DSCN4692_R.JPG
ここで冷静になって考えれば、この80-200の重いレンズを使う機会はどれだけあるかですが、まあそういう反省は、趣味物欲の前には空念仏ですので、作業成功と所有の喜びがあるということで納得ですi~∧(-.-)。

nice!(1)  コメント(1) 

マイクロニッコール55mmF2.8と135mmF2.8のレストア [カメラ レンズ]

ニコンD600が来たので、ヘリコイドが固くて力を込めてもゆっくりとしか回せない、マイクロニッコール55mmF2.8をレストアすることにしました。マウントアダプターを使って無限遠で天体用にNEXで使えればいいと思って安値でゲットしていたレンズです(5K円)。このレンズはヘリコイドが複雑なので、経年で固着している個体が多いようです。レンズそのものはクリアで外観も良好ですが、ジャンク品です。
このページに分解の仕方が詳しく載っていますが、第一関門の、前面の飾り環、マウンの固定ねじの両方がとても固く、飾り環は何とか外せましたが、マウント固定ねじ1本をなめてしまいました(ノ_-。)。その日は失意のうちに終了。
心が折れそうになりましたが、翌日になって気力が回復し、1.5mmのドリルで、なめたビスを除去するという荒業にトライ、何とかマウント金具を分離できました。
DSCN4678_R.JPG
マウント金具を分離できれば、ヘリコイドにアクセスできます。この個体は、内筒レンズ周囲の小さなヘリコイドが重く、外側のヘリコイドのグリスも硬化し、抵抗が大きくなっていました。外側ヘリコイドは、パーツクリーナーで洗浄除去して、ごく薄くモリブデングリスを塗りました。
レンズ周囲の内側ダブルヘリコイドも柔らかくしようとベンジンを入れたところ、絞り羽根に回ってしまい、結局レンズ内筒も分解することになりました。
DSCN4739_R.JPG
DSCN4742_R.JPG
DSCN4743_R.JPG
ヘリコイドの外れる位置と外れるまでの回転数を記録して分解し、絞り羽根をベンジンで洗いました。絞り羽根の枚数が少なめで、組み立ても比較的容易でした。
DSCN4744_R.JPG
レンズ周囲のダブルヘリコイドをパーツクリーナーと爪楊枝で清掃し、ごく薄くモリブデングリスを塗りました。
なめたビスはM2の平皿ビスに交換し、ビスの頭部をマウント面からはみ出さないようにやすりで削りました。組み立て後、きちんと無限が出ていることを確認して終了です。
ヘリコイドが軽くなったのと、ビス一本が非純正になってしまったのとのトレードオフですが、個人的にはありだと思っています。
続いてAiニッコール135mmF2.8をレストアしました。後ろ玉と絞り前方のレンズにカビのあるジャンク品(2k円)です。これも天体用なら大丈夫だろうと踏んでゲットしていたレンズです。
レンズ構成を調べてみると4群5枚のレンズ構成で、後群は1枚のようです。 このページを参考に後ろ玉ユニットを分離し、後ろ玉のカビと、絞り越しに絞り前方レンズ面のカビをクリーニングできました。
DSCN4658_R.JPG
DSCN4660_R.JPG
nice!(1)  コメント(0) 

ニコンD600の中古を買う [カメラ レンズ]


いまさらですが、ニコンD600の中古を買いました。以前、主力でニコンF3を使っていたのでMFニッコールを何本か所有しており、Aiニッコールで絞り優先マルチパターン測光ができるFXフォーマットニコンはとても魅力的でした。
しかし、例のセンサーダスト付着問題があり、ほかに使えるものもあるし、価格のこともあって踏みとどまり、距離を置いて眺めていました。
そんなある日、あるKムラの中古カメラショーウィンドーを眺めていると、6万円代後半のプライスがついているD600が目に入ってしまいました。発売から年数がたって、価格がだいぶこなれてきたのをみて、欲しい気持ちスイッチが入ってしまいました。考えてみれば、ダスト付着問題は、製造番号が新しく、ある程度の使用期間後の中古なら、すでに解決されている個体が多いのではないかと思うようになりました。信用できる大手なら、専門のスタッフがこの点を見逃さないだろうし….。まあ理由は後付けです。
ということでマ〇プカメラでシリアルナンバーが一番新しかったこの個体をゲットしました。
レンズを登録すれば、絞り値もファインダー内に表示できるし、フォーカスエイドもついているので、とても使いやすいです。
このカメラを買ってしまったので、これまで治まっていたニッコールレンズ欲しい症候群が再発してしまいました。
DSCN4694_R.JPG
nice!(1)  コメント(0) 

CONTAX Ⅱaを修理する [カメラ修理]

数年前に不動品になったCONTAX Ⅱaが手元にありました。秋篠宮殿下が、このカメラをお使いになっているのをテレビで見たこともある高貴なカメラです(*^^*)。
DSCN4697_R.JPG
しかし、数年前のある日突然、巻き上げができなくなり、シャッターも切れなくなってしまいました。結構な値段を出して買ったものだったし、Carl Zeissだし、いつも分解しているジャンク品よりは格上のカメラなので、自分で分解する決心もつかず、といって使用頻度が低いのでプロにお願いする費用がもったいない気がするし、ほかに使えるカメラもあるしということで、そのままになっていました。年月の経過が心の中を整理してくれたのか、あるいはいくらかの経験を積んだことで自分に自信ができたためか、ある日、自分でやってみようと決心しました。しかし、参考になる情報がいかにも少ないのです。分解手順では日本語のこのページ、シャッターメカニズムについてはこの英語のページが見つかるくらいでした。この二つを手がかりに、畏れと不安を持ってContax内部の探検を開始しました。
分解手順は、トップカバーを外すために、巻き戻しノブ、アクセサリーシュー、巻き上げノブを外します。巻き上げノブを外す際に、設定していたシャッタースピードを記録しておきます(組み立ての時に迷わなくて済みます。)また、巻き上げノブの固定ねじを外すと、バネが強いために、部品がばらばらになって順番があやふやになります(なりました(´_`)ので、気を付けて外します。
DSCN4610_R.JPG
DSCN4611_R.JPG
DSCN4612_R.JPG
DSCN4613_R.JPG
DSCN4615_R.JPG
DSCN4618_R.JPG
DSCN4620_R.JPG
フロントのエプロンを外します。
ヘリコイドを外します。フォーカスギアと無限遠ストッパーを外す必要がありますが、ヘリコイドマウント台座にも無限遠ストッパーにもワッシャーが入っているので、再現できるように記録しておきます。一つの作業ごとに必ずデジカメとスケッチで記録を取ります。
DSCN4623_R.JPG
DSCN4630_R.JPG
セルフタイマーレバーを外し、上部の矢印のビスを外すとシャッターユニットを分離できます。一か所ワッシャーが入っていました。また、ビスは部位によって違いがあるので、きちんと記録しておきます。
シャッターユニットを分離した途端に、歯車一個と小さなビス一個が出てきました。
歯車は、巻き上げのアイドラーギアだとすぐにわかりましたが、このビスの出どころは、というと矢印の部位でした。
DSCN4643_R.JPG
さて、ビスを復旧してシャッターの動作を確認してみると、シャッターボタンを押しても、後幕が閉じないために、巻き上げもできなくなっていたことがわかりました。
DSCN4644_R.JPG
さらに観察すると、シャッターのストロークが足りずに、低速レバーも高速レバーも動かず、後幕が動作しないことが判明しました。各レバーを押してやると、シャッターそのものはきちんと動作しています。約一日、上から下からシャッターを眺めていると、後幕動作レバーにシャッター動作を伝達する部品に傷がついており、わずかに変形していることを発見しました(*^▽^*)。
DSCN4645_R.JPG
DSCN4647_R.JPG
脱落していたビスが、この部品とシャッターボタンの間隙に挟まって部品の変形を引き起こし、挟まっている間はかろうじて動作していたのが、ある日ビスがこの部位から外れたため、部品の変形のためシャッターの操作が伝達されなくなっていたようです。
ラジオペンチで慎重に部品を修正すると、シャッターボタンの動作が後幕レバーに伝達されるようになり、数年間沈黙していた高貴なContaxは平民の手によってよみがえりました└(^へ^)┘。先幕と後幕の軸にほんの少しの注油をし、それ以外の部位は、清掃後、ジッポーオイルで洗浄するだけにしました。
あとは組み立てですが、無限遠ストッパーとヘリコイドの組み込みに少々てこずりましたが、無事終了。ヘリコイドを無限遠で組み込んでいるので、フォーカスギアを取り付けるときに遠景で二重像の合致を確認しながら組み立てます。組み立てた感想ですが、各部品がきちんと決められた場所に戻るようにすれば、本来の動作が復活し、微調整する部位がない緻密で再現性のよい構造でした。

nice!(1)  コメント(0) 

スメナ8MのレンズをNEX用に改造する [カメラ レンズ]

トイカメラのスメナ8Mは、レンズが良質であるという評判です。物は試しとYオクで0.6Kプラス送料でゲットしました。
届いたカメラは、日焼けしていろあせ、シャッターが切れない個体でしたが、レンズは、ほこりを掃えば傷クモリともないようで、当方のニーズにはぴったりです。
DSCN4581_R.JPG
分解は簡単で、レンズ室側から2本の長いビスを外すとシャッターレンズブロックが外れます。
DSCN4582_R.JPG
錆びて寿命の尽きたシャッター羽根を取りのぞきます。
DSCN4583_R.JPG
DSCN4584_R.JPG
DSCN4585_R.JPG
このレンズユニットをAmazonで購入したNEX Cマウントアダプターと48mm径フィルター枠をスペーサーにして接続します。
DSCN4587_R.JPG
NEX Cマウントアダプターにボール盤で2mmの穴を2か所開け、M2ビスで接続すれば出来上がりです。
DSCN4588_R.JPG
無限遠調整と遮光のために黒い画用紙2枚のスペーサーをはさんでいます。遮光用の黒画用紙のいびつさが当方の工作能力を表しています(*^^*)。
DSCN4589_R.JPG
写りを試してみると、フルサイズでは四隅が黒くけられますが、APS-Cなら感じのよい周辺減光になります。中央部は噂通りにシャープで、良い描写です。

nice!(1)  コメント(0) 

レチナⅢCをレストアする [カメラ修理]

最近、レチナの価格が下がって、随分と求めやくなった気がします。Yオクでも、以前の1/3から1/4といった感じです。また以前は見かけなかったジャンク品も時々見かけるようになりました。故障しやすいデリケート機構なので、メンテナンスに費用が掛かるため修理されることが減ってしまったのでしょうか。逆に言えば、自分でメンテナンスできれば求めやすい環境になったということです。というわけで、ジャンクのレチナⅢC 2台を合計8Kほどでゲットしました。1号機は巻き上げ不可(分解してみたら底部シャッターチャージ部がさび付いて動作不良になっていました。シャッター羽根も少しさびていました。水濡れ?)2号機は、巻き上げはできるもののシャッターが切れず、レンズカバーが外れているというものでした。どちらもレンズはきれいでした。フォールディングカメラなので、レンズが収納状態になっていたのが良いのかもしれません。
レチナ取り扱いの作法として重要なのは、1.沈胴は∞時のみ可能なこと、2.カウンターゼロになると時は巻き上げができないことのふたつです。これを知らずに取り扱うと、故障させてしまいます。2号機のレンズカバーが破損していたのは、おそらく2のためだと思います。
レチナの巻き上げ系は複雑で故障しやすいため、巻き上げ不良のものは入手しないほうがよさそうです。外見からでは、有名な歯形状ギアの破損も判断できません。幸い2台ともこのギアは無事でした。
シャッターが切れないのは、たいていシャッター羽根の貼り付きなので、シンクロコンパーシャッターをメンテできれば解決します。ということで、1号機は部品のストックとすることにして、2号機のレストアを始めました。
DSCN4516_R.JPG
レンズの前群と後群を外し、フィルム室側から、シャッターユニットを固定しているリングを外します。そうするとシャッターユニットを分離できます。小ビスで止めてある金具は、ヘリコイドの固定用なので、外しません。また、フランジ調整用の薄い和紙のようなスペーサーが一枚か二枚入っていますので、破損しないように保存します。和紙のように薄いスペーサーですが、無限遠の調整には必須です。
シンクロコンパーのメンテナンスはこのページに詳しいですが、細いバネのかかり方などは、やはり自分で記録、確認する必要があります。部品をなくすとその時点でゲームオーバーなので、注意の上にも注意が必要です。
DSCN4497_R.JPG
DSCN4498_R.JPG
DSCN4479_R.JPG
DSCN4481_R.JPG
取り外せる部品を取り外し、たどりついたシャッター羽根をベンジンで清掃し再組立てします。分解洗浄した部品たちが、生き返って元気に動作するようになるとうれしいものです。
スローガバナーを分解すると組み立てが大変そうなので、ベンジンで十分に洗浄した後、動作を確認し、注油するだけにしましたが、良好に動作しています。
ファインダーが曇っていたので、トップカバーを取り外して清掃しましたが、シャッターボタンの向き、カウンターを進めるカムのかかり具合が重要なので、トップカバー取り外しの際は、慎重に取り外し、カムのかかり具合を記録しておく必要があります。
DSCN4528_R.JPG
DSCN4526_R.JPG
露出計は二台とも元気に動作していました。可変抵抗など複雑なメカがないのが良いのかもしれません。
完成図です。
DSCN4605_R.JPG

nice!(0)  コメント(0) 

ジャンク タムロンレンズで100均ルーペとファミスコをリファインする [カメラ修理]

カビ、くもりのあるタムロン70-210mmF4-5.6ズームレンズ(58A)ジャンク品のレストアを試みました。筐体はプラ製で、とても軽量でコンパクトなレンズです。前玉の裏側と中玉にカビ、クモリがありました。
前玉(凸レンズ、二枚合わせ)第2群(凹レンズ)第3群(凸レンズ)は、前方から取り外すことができました。前玉のカビは容易に除去できましたが、残念ながら、中玉のクモリは合わせレンズの中にあり除去不能で、貼り合わせ面の接着剤のクモリでした。再度組み立ててもカメラレンズとして使う気にはなれないので、分解したレンズユニットを再利用することにしました。鏡胴はプラ製ですが、レンズユニットはガラス製です。
たまたま、このレンズからルーペを作ったという記事を見かけたので、試してみることにしました。前玉ユニットが倍率4倍、第3群ユニットは12倍になるそうです。第3群ユニットのクモリは、強い光を透過する分には気になるけれども、ルーペとして目を近づけてみる分には支障ない程度です。ルーペとして使用するには、このレンズをホールドする枠が必要ですが、たまたま使用中だった、100均ルーペ1号
DSCN4577_R.JPG
と2号
DSCN4576_R.JPG
の枠がサイズ的に良さそうだったので、組み込してみることにしました。オリジナルのレンズを取り去ると、無加工でこの2つのレンズが収まりました└(^へ^)┘。ピント位置も問題なしです。
DSCN4571_R.JPG
100均ルーペ1号は、両凸単レンズがコート付きアクロマートレンズ(厚みから推測)に、100均ルーペ2号の両凸レンズ2枚合わせの光学系は、おそらく3枚構成(反射像から推測:後日分解したら3群4枚でした)コート付きの高級な光学系にリファインされました。視野周辺まで見え味も良好です。
DSCN4562_R.JPG
残骸となったレンズ筐体はプラ製でとても軽量ですが、ヘリコイドはきちんと動作します。何とか使い道はないかと思案したところ、ありました。30年物のファミスコの残骸(ファインダーに使っていた時期があり加工痕多数)と接続すれば軽量な400mm F6.6の望遠レンズになりそうです。
レンズ後方を分解して第4群レンズを取り去り、玉無しの状態にしました。この筐体とファミスコを、塩ビ管、49㎜-52㎜ステップダウンリング、49mmフィルター枠(反射望遠鏡のレデューサーに使用したクローズアップレンズ残骸)を利用して接続しました。無限遠が出るように調整し作業終了です。直進ズーム部分はおおまかなピント合わせに使用しヘリコイドを微調整に使用します。最短撮影距離は4mくらいです。実際のF値は反映しませんが、絞りも機能します。とても軽量なので、PKマウントをつけて、ボディ内手振れ補正機能のあるPENTAX K5の手持ちで使うことにしました。わずかに四隅がけられますが、まあ許容範囲です。
DSCN4573_R.JPG
DSCN4575_R.JPG
トラは死して皮を残し、ジャンクタムロンは死してルーペとリファインされたファミスコを残すことになりました。めでたしめでたし(*^^*)。

nice!(0)  コメント(0) 

Leitz Minolta CLの距離計を調整する [カメラ修理]

YオクでLeitz Minolta CLジャンク品を見つけました。CLは、プレミアムがつくカメラなので、ジャンクなCLをジャンクでない値段で売っているのはよく見かけますが、ジャンク品の値段で売っているのはとても珍しいことです。アクセサリーシューが取れていたのをボンドで接着してあること、ボディカウンター側に大きなあたりがあること、露出計不可、距離計が大きく縦ずれしていることがジャンクの要因でした。値段はなんと即決5k円 (*^^*)。もちろん即座に入札、無事落札できました。
届いたカメラは、アクセサリシューの周りにボンドがはみ出していて見苦しいのと、ファインダー測距部の下方への縦ずれが気になりますが、シャッターは全速快調で、機能的には完全なカメラでした。ホットシューの機能は確認していませんが、ストロボは使わないし、あたりはあってもカウンターは作動しているので、無問題です。うれしいことに、露出計も2段オーバーながら、ASAダイアルで補正すれば、ほぼ正確な値を示しています。
早速お手入れに取り掛かりました。
はみ出したボンドをシンナーなどで柔らかくして地道に削り取り、外観的な欠点は許容範囲に収まりました。
DSCN4370_R.JPG
となると気になるのはファインダーの縦ずれです。だいたい測距部の2/3くらい縦ずれしていました。二重像が合致しないとピント合わせの精度も低下してしまうので調整をトライしてみました。
アクセサリーシューのそばにある小さなプラスチックキャップをはずすと、距離計を調節するねじがあります。
DSCN4373_R.JPG
二重ねじになっていて、外側が左右を内側のねじが上下方向のずれを調整できるとのですが、上下ずれの調整可能範囲は狭く、ねじをいっぱいに締め込んでも、二重像が下方にずれている、本機のおおきなずれはまったく調整できませんでした。おそらく以前のオーナーが調節しろいっぱいまで調整を試みていたのだろうと思います。
そこで情報を収集しました。
このページにCLの距離計の詳細な図がありました。この図から想像すると、二重ねじの内側ねじで距離計の対物レンズを上下させて測距部の上下方向を調整し、外側のおそらくは偏芯ねじで左右を調整しているものと思われました。
本機は上下方向の調節しろがなくなるまで締め込んでも調整できないということは、距離計の対物レンズを何らかの方法で下方にずらしてやる必要があると仮説を立てました。ずらす方向は、おそらく下方ですが、実際の像を見ながら確認することにします。
覚悟を決めて、トップカバーを外します。ジャンクとはいえプレミアムなCLですから慎重になります。

DSCN4412_R.JPG
CLfinder.png
DSCN4413_R2.jpg
黄色矢印の部位が距離計の対物レンズ取り付け金具です。二重ねじをゆるめて、この金具に力を加えて対物レンズが下方に移動するように少し変形させてみると、ファインダーの縦ずれが改善傾向です((o゚▽゚)o))。細かい部品が多く、手を滑らせて周囲を損傷すると一巻の終わりなので、息を殺して慎重に力を加え、縦ずれがやや上方になるように調整できました。やや上方に調節するのは、二重ねじを締めると縦ずれが下方に移動するからです。肉眼では、金具の変形は確認できない程度です。
トップカバーを装着し、遠くの山頂の鉄塔で二重像がぴったりと合致するように二重ねじを締め込んで上下左右を調整しました。
DSCN4418_R.JPG
さらに無限遠が出ているかをルーペで確認して、無事調整終了です\(*^▽^*)/。とても大きな達成感がありました。
今回のようにうまくゆくことばかりではなく、苦い失敗もありますが、それもふくめてレストアの趣味は面白いです。
Leitz Minolta CLは、Leica よりも偉そうではないし、キャノンやフォクトレンダーのレンズを使っても引け目を感じないし(個人的な偏見です、聞き流してください(*^^*))本当に良いカメラだと思います。相棒になるレンズは、キャノンの50mmF1.8とフォクトレンダーの35mmF2.5、25㎜F4です。
DSCN4447_R.JPG
nice!(0)  コメント(0) 

ペンタックス オート110のレンズを清掃する [カメラ修理]

DSCN4377_R.JPG
フィルムが絶滅してしまったため、カメラ本体はオブジェとなってしまいましたが、自作フォーサーズ オート110アダプタのおかげで、レンズは現役です。とくに、小型の24mmF2.8と画角的に使いやすい18mm F2.8が活躍しています。最近、さらに両方とも一本ずつ増員されたのですが、カビ、クモリがあるジャンクのため分解して清掃することにしました。
2本とも構造は同様です。
分解の手順ですが、ピントリングにあるイモネジ3本を外します。するとピントリングが抜け、レンズ本体が露出します。
DSCN4378_R.JPG
DSCN4379_R.JPG
DSCN4381_R.JPG
レンズユニットをヘリコイドねじから外します。このとき、ヘリコイドねじの分離した位置関係がわかるように目印をつけておきます。こうすることで、再組み立てが容易になります。
レンズ本体から、前ユニットと後ろユニットを分離します。ねじに固定の接着剤が使われているので、結構力が要ります。
このように3つに分解できますが、何らかの溶剤で接着剤を柔らかくするとよいと思います。
DSCN4382_R.JPG
カビとくもりは3ユニットの6面のうち、前方から4,面、5面に発生していました。
清掃して組み立て、最後にピントリングを調整固定します。この時オート110本体のフォーカシングスクリーンで十分にピント確認ができました。
実際の撮影では、約F5.6に絞ると(実絞り優先撮影、露出時間から推測)画像最周辺部の画質が改善します。小さくてもきちんと作ってあるカメラでした。
DSCN4446_R.JPG

nice!(2)  コメント(0) 

ローライフレックスをレストアする [カメラ修理]

Yオクでご覧のようなローライフレックス オートマットMXジャンク品をゲットしました。歴史的名機も外観が汚いので、9.5Kでした。
DSCN4156_R.JPG
さて届いたカメラを見てみると、テイクレンズはまだらになったUVフィルターに守られていたおかげで、比較的良好な状態です。目についた不具合は、シャッター速度ダイアルが空回りしてしまい、シャッター速度変更ができなくなっている点でした。
とりあえず前板を外します。前板の裏側には、シャッター速度と絞りを操作するメカがあります。
DSCN4163_R.JPG
シャッター速度ダイアルのギアとシャッターユニットのシャッター速度カムを動かすギアの連動が外れています。
ギアの高さが微妙に狂っており、かみ合わせが悪くて外れてしまう状態でした。あちこちをよく見てみると、前板が一部陥没しており、そのせいでギアのあたり面が不ぞろいになっていることに気づきました。正面から強い力が加わったものと思われます。そこで、裏側のギアを分解しました。
DSCN4165_R.JPG
矢印のギアのかみ合わせが悪く、空回りしてしまいます。
DSCN4164_R2.jpg
裏面からじっくりと外力を加え、陥没している部分を整復し、かみ合わせができるようになりました。
変更できるようになったシャッター速度は、1と1/2がやや長いものの、全体に良好でした。
ぼろぼろの外観は、本革の貼り革が劣化し、革表面の塗装面がはがれ皮そのものの色が出てしまったためでした。フェイクレザーを貼ることにしましたが、型紙を作るベースには、カメラそのものをコピーしてみました。カメラが平面で形成されているため、結構うまくいきました。
DSCN4169_R.JPG
テイクレンズ前群を取り外して清掃し、後玉も前後から清掃してレストアを終了しました。

nice!(0)  コメント(0) 
前の10件 | -